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ご存じでしたか?「細菌」と「ウイルス」の違い
全国各自治体で、いよいよ5月から一般に向けたワクチン接種が開始されました。そして、アストラゼネカ製ワクチン、モデルな製ワクチンが承認、24日には国内4例目となるジョンソン・エンド・ジョンソン社からも承認申請がなされました。一気に動き出した感のあるワクチン接種。このことをきっかけに、コロナ禍が少しずつ収束していくことを願うばかりです。 さて、過去に例を見ないくらい「ウイルス」という単語が飛び交っている昨今。読者の皆さんのなかには、「ウイルス」と「ウィルス」、どちらが正しいんだろう?と疑問に思ったことのあるかたはおられませんか?Google検索のヒット数(2021年5月24日現在)を比較してみると、 ウイルス:534,000,000件 ウィルス:134,000,000件 と、大きな差異。とはいえ、5人に1人は「ウィルス」と検索しているわけですね。巷の報道をみていても「ウイルス」と表記している場合が多いようです。じつは、そこには明確な答えはありません。調べてみると、2012年に開催された「第1356回放送用語委員会」開催の記事を見つけました。その中の「カタカナ表記の基本方針」の中に、原音とは異なる慣用が熟しているものは、慣用の形を尊重するとありました。言われてみれば、本来の英語のスペルは「virus」。音を尊重し「ウイルス」と表記するぞ、と決めたのだそうです。それにしても「異なる慣用が熟している」という表現が、何とも言えず日本らしいハイコンテクスト文化の香りを感じますね。本稿の最後に参照URLがありますので、興味のあるかたは覗いてみてください。4ページ目の一覧表に「ウインク」「ウインナー」などと並んで、NHK表記が書かれています。さて、ここからが本題。本稿で今回採り上げるのは、 「細菌」と「ウイルス」の違い について。漠然と「別物なんだろうな」という感触のかたは多いと思いますが、実際その違いは何?と聞かれると、答えに窮するかたも多いのでは。今回は、そんな分かっているようで、実はそうでもない「細菌」「ウイルス」について、理解を深めていきたいと思います。 「細菌」と「ウイルス」の違い さて、「細菌」と「ウイルス」には、いったいどのような違いがあるのでしょうか。その違いを明らかにするためには、以下の3つの観点から見ていくのが良さそうです。 * 大きさの違い * 増え方の違い * 治療・予防策の違い「生物」かどうかという論点も重要ですが、「ウイルスは、生物ではないが微生物ではある」など余計に混乱する恐れがありますので、本稿では割愛させていただいております。 ①「細菌」と「ウイルス」では、大きさが違う 細菌のウイルスの差( image by Ali Zifan ) 「細菌」と「ウイルス」の違いについて、もっとも分かりやすいのは、その大きさ。「細菌」は、インフルエンザやノロウイルスなどの代表的な「ウイルス」との平均値を比較すると、約40倍~100倍の大きさがあります。具体的なウイルス名を例示して比較した表がこちら。 ヒトの肉眼は200μm(マイクロメートル)までしか視界に捉えることはできませんが、「細菌」の大きさは、その1/200~1/40。肉眼ではまるで確認することはできません。「細菌」は、小学校の授業でも取り扱う「光学顕微鏡」でその姿を確認することができます。一方で、表の中で紹介しているウイルスは、肉眼で見える限界値と比較すると、1/9,000~1/2,000という大きさ(一般的には、nm(ナノメートル)という単位が用いられますが、比較しやすいようにμmで表記しています)。観察するためには、大学や研究施設などで使われる「電子顕微鏡」が活躍します。 光学顕微鏡(左)と電子顕微鏡(右)の例 ②「細菌」と「ウイルス」では、増え方が違う ■ 細菌の増え方 細菌は、「遺伝子」と「遺伝子から、増殖に必要な道具(タンパク質=酵素)を作る仕組み」を持っています。そのため、糖などの栄養源と水のある適切な環境下では、自ら細胞分裂を繰り返し、2倍2倍と増殖していきます。細菌の中には、ヒトの体の中に侵入して病気を起こす有害な細菌もいる一方、体内や皮膚の表面にも無数の細菌が存在、良好な環境を保つために重要な働きをするものも。例えば、美肌菌と呼ばれる細菌群。皮膚の表面で、*肌のpH値を弱酸性に保ってくれる*保湿成分を排出してくれる*悪玉菌の繁殖を抑える成分を排出するなど、肌を良好な状態にキープしてくれる役割があります。また、発酵食品などでよく見かける「乳酸菌」や「ビフィズス菌」は、腸内で、消化吸収の補助や免疫刺激など、健康維持や老化防止などに良い影響がある細菌です。 ■ ウイルスの増え方 ウイルスは、栄養源や水があっても、単独で生存するために必要な道具を備えていないので、他の生物の体内に入り込み、細胞から不足している機能を補ってもらう必要があります。体内に侵入したウイルスは、細胞の中に自分のコピーを作らせ、細胞が破裂してたくさんのウイルスが飛び出し、さらに他の細胞に入り込んでいきます。こうしてウイルスは増殖していきます。 ここでの両者の重要な違いは、「細菌」は自ら生存・増殖することができるが、「ウイルス」は単体では生存・増殖できないという点です。 ③細菌とウイルスでは、治療や予防の仕方が違う ■ 細菌による感染症の治療方法は 細菌による感染症には、実に多くの種類があります。感染症の種類によって原因菌も異なり、代表的なものでは、発症した場所が肺であれば肺炎(多くは、肺炎球菌に起因)、膀胱なら膀胱炎(多くは、大腸菌に起因)など。体の不調を感じたら、迷わず医師に相談しましょう。体のどこに問題が起きているのかを特定、そして、原因菌が何なのかを突き止め、治療方針を検討してくれるはずです。もともとの体の状態によっても、どのような菌が悪さをするかが異なってきます。免疫力が低下した状態では、日頃は悪さをしない細菌が問題を引き起こし、感染症を発症することもあり、注意が必要です(「日和見感染」と呼ばれます)。治療には、多くの場合、抗菌薬が処方されます。その種類や量・期間は、感染症の場所と原因菌の組み合わせで変わります。抗菌薬が処方されたときには、正しく服用し、決められた量と回数を決められた日数で飲みきりましょう。症状がよくなったからといって途中でやめてしまうと、感染症が治りきらず、治るまでに余計に時間がかかってしまうこともあります。 ■ ウイルスによる感染症の治療方法は ウイルスは、抗生物質の効き目がありません。そのため、基本的な治療法は、熱を下げる、酸素を投与するなどの対症療法を行いながら、自分自身の免疫力によって、体内のウイルスが駆逐されていくのを待つことになります。インフルエンザウイルスなど、有効な抗ウイルス剤(ウイルスの増殖を抑制する薬)もありますが、決して多くはありません。抗ウイルス薬の開発が困難である理由のひとつは、ウイルスは、タンパク質の殻の中に遺伝子があるだけの非常に単純な構造なので、医薬がターゲットにする「弱点」が少ないこと。また、生物の細胞内で増殖するため、生物に影響を与えず、ウイルスだけを駆逐するハードルが極めて高いと言われています。 ■ それぞれの共通点 細菌とウイルスとで共通していることがあります。それは、予防法として一部に免疫をつけることで予防できる疾患があることです。すなわち「ワクチン」。ワクチンで予防できる疾患は、ぜひ、ワクチンで予防したいものです。今回、新型コロナウイルスのために海外で開発されたワクチンが、輸入されて使用され始めているのはご存知と思いますが、世界中の科学者が叡智を集めてワクチン技術を推し進めています。日本は一歩出遅れましたが、負けじと国産ワクチンが開発されています。日本国内でも、接種者が増える日が待ち遠しいですね。 ~ まめ知識 ~風邪は細菌とウイルスどちらの仕業? 風邪は、上気道(鼻やのど)が微生物に感染することによって起こります。原因微生物の約90%はウイルスが占め、残りの約10%は細菌やマイコプラズマ、クラミジアなどウイルス以外による感染だと言われ、その原因菌の種類はウイルスだけでも200種類以上とも言われます。「風邪に特効薬なし」と言われるのは、どのウイルスが原因で起こったのかを特定することが困難だから。 まとめ 今回のDELMAGAでは、「細菌」と「ウイルス」の違いについてレポートしてきました。おさらいとして、重要なポイント、以下の表にまとめましたので、ご参照ください。 クリックで画像拡大できます 「細菌」も「ウイルス」も、やはり日常生活で感染しないように心掛けることが、とても大切です。最後に、基本的な予防策について。 「細菌」や「ウイルス」の感染から身を守るため予防策 感染症は、原因となる病原体や感染経路によって予防対策が異なります。日頃からできる予防策を徹底しましょう。 常に清潔な環境を保つこと*こまめに手洗いしましょう。手指の清潔さは感染症予防にもっとも効果的です。*こまめな換気や湿度を調整しましょう。ウイルスは低温、乾燥状態を好みます。ウイルスの生息しにくい環境作りを。免疫力を低下させない*栄養バランスの良い食事を摂りましょう。*充分な睡眠をとり、規則正しい生活をしましょう。*適度な運動をしましょう。*ストレスをなるべく溜めないようにしましょう。食中毒の予防*新鮮な食材を選び、常温のものはすぐに食べるか、保管するときはすぐに冷蔵へ。*肉、レバーなどの食品は十分に加熱しましょう。*焼肉など、調理用の箸と食事で使う箸は使い分けましょう。*調理や食事の前、トイレ後、おむつを交換時などには必ず手洗いましょう。 そのほか、予防接種も非常に有効な手段ですし、抗菌・抗ウイルス製品(※)も活躍してくれます。必要に応じて検討してみてください。 ※抗菌製品が、必ずしも抗ウイルス製品であるとは限りません。注意書きや効能をよく確かめるようにしてください。一例として、当社の抗菌・抗ウイルス製品「delfino(デルフィーノ)」は、ターゲットにしたい悪さをする細菌やウイルス、それぞれの検体について、第三者の検査機関でその効果検証を行なっています。 (監修:防衛医科大学校 防衛医学研究センター 広域感染症学・制御研究部門 加來浩器先生) 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ 参照URL 新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(厚生労働省)感染症とは(AMR Clinical Reference Center)外来語の表記・発音について(放送用語委員会/NHK)
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「抗菌」「除菌」「殺菌」「消毒」の違いや意味
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大によって、菌・ウイルス対策用グッズは日々の生活で欠かせないものとなりました。自分や家族の健康を保つために、いつも身の回りは清潔にしておきたいもの。衛生用品を求めて、ドラッグストアの店頭や、ネット検索などで菌・ウイルス対策製品を探してみると、改めて市場には多くの製品が溢れていることに気付かされます。また、そのパッケージをじっくり見てみると、「抗菌」「除菌」「殺菌」「消毒」など、様々な種類があるようです。どれも環境衛生を保つために効果的であるような、ポジティブな印象を受ける表現ばかり。しかし、 どれを選ぶのが正解なのか分かりにくい! そう思ってはいませんか…?そこで、今回は、それぞれの用語の意味を分かり易く解説し、スムーズに製品選びいただける資料を目指します。ぜひ最後までお付き合いください。 「抗菌、除菌、殺菌、消毒」の違いを整理 菌・ウイルス対策製品に使用される主なキーワード あらためて、関連キーワードを挙げてみます。ネット検索やドラッグストアの店頭に並んだ菌・ウイルス対策製品のパッケージには、「抗菌」「除菌」「殺菌」「消毒」を使用しているものが多数。さらに、ネット検索を続けていくと、「滅菌」「静菌」という耳慣れない表現も登場します。他にも種類がありそうですが、沼にはまってしまいそうなので(汗)、今回はこの6つを採り上げてみることにします。 まず、言語の観点から6つのキーワードを考察してみると、全ての用語は、熟語の分類上では「動詞の後ろに目的語をおく」というパターン。「菌』を●●する(または、「毒」を●●する)「菌」(または「毒」)に対してどのように働きかけるのか?について、表現する文字が一文字目に来ています。ひょっとすると、その程度によって用語が使い分けられているのかもしれませんね。さらに理解を深めるべく、掘り下げていきたいと思います! 「抗菌」「除菌」「殺菌」「消毒」の使い分け 個別の用語について丁寧に調査を進めていくと、どうやら6つのキーワードは、「菌に対してどのように働きかけるのか」だけではない、別のルールで2つに分類できるということが分かりました。その分類するポイントとは、製品によって使える用語が異なる ということです。「抗菌」「除菌」「殺菌」「消毒」のうち、 「殺菌」「消毒」は、薬機法(「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の略称)によって効果がみとめられた医薬品または医薬部外品にしか使用できません。(※「殺菌」「消毒」の最上級ともいえる表現「滅菌」も同様) 医薬品、医薬部外品は、以下のように定義されています。 *「医薬品」とは…病気の治療を目的とした薬。配合されている有効成分の効果が、厚生労働省により認められたもの。*「医薬部外品」とは…厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が一定濃度で配合された製品。人体への影響が比較的緩やかで、販売業者に情報提供努力義務を課さず、一般小売店でも販売可能な製品群。 「医薬品」と比べて馴染みの薄い「医薬部外品」には、健胃薬(いわゆる胃腸薬の類)、コンタクトレンズ装着液、薬用せっけんなどが該当します。意外なところでは、パーマ液なども含まれています。このように「殺菌」「消毒」「滅菌」については、「菌を●●する」の”●●”の部分が断定的に表現されているので、健康被害に抑止するために医療に関わる法律で規制しているというわけですね。 一方で、菌を減らす・増殖を抑制する意味の「抗菌」「除菌」については薬機法による規制がありません。製品には、ウェットティッシュや洗剤などの雑貨品に多く使われており、その基準については、直接的な法規制がない代わりに、それぞれの製品の業界団体が表示の自主基準を定めています。仮に「除菌」製品に「殺菌」「消毒」の効果があった場合でも、製品分類上で「除菌」と表現されることになります。ここまでを整理すると、 *「殺菌」「消毒」「滅菌」は、菌を殺す意味を持ち、「医薬品」「医薬部外品」にのみ使用可*「抗菌」「除菌」は、菌を減らす、または増殖を抑制する意味で、それ以外の製品に使用 となります。次に、「抗菌」「除菌」「殺菌」「消毒」など、それぞれの用語の意味と、その違いを解説していきます。 「抗菌」とは 画像引用:SIAA Webサイトより 当社製品「delfino(デルフィーノ)」も、この「抗菌」カテゴリに分類されます。delfinoも認定を受けているSIAA(抗菌製品技術協議会)は、もっとも知られている業界団体のひとつですが、「抗菌」について、以下のとおり定義しています。 製品の表面上における細菌の増殖を抑制すること 経済産業省が作成した「抗菌加工製品ガイドラン」では、「抗菌加工した製品の表面上の細菌の繁殖を抑制する」とされています。一時的に「菌」を除去する他のカテゴリとは一線を画し、細菌の増殖を一定期間抑えることによって、菌が繁殖しやすい環境に先手を打って、菌が住みにくい環境を作ります。抗菌製品には、マスク、ハンカチや下着類、事務用品、玩具、キッチンやサニタリー製品(浴室、トイレ等)など豊富な種類があります。「抗菌」の歴史を紐解いてみると… 「抗菌」製品が近年最も注目を集めるようになったのは、1990年代の腸管出血性大腸菌O157の流行がきっかけであるとされます。学校給食などに起因して発生したO157の症状は重く、残念ながら命を落としてしまった児童も…。その防衛策のひとつとして注目されたのが「抗菌」製品でした。当時、市場には「抗菌●●」と銘打った製品が一気に出回り、「抗菌」という概念は一気に市民権を得ました。その一方で、「抗菌」製品が法律によって規制されないことが一部の業者に悪用されることになり、粗悪な製品もまた、数多く市場に出回ることになりました。そんな状況を重く見た大手建材メーカーや素材メーカーが立ち上がり、業界団体を発足。以来、各団体は市場に正しい「抗菌」製品が出回るように監視したり、基準を設けるなどの取組みを継続、現在のように多くの優秀な「抗菌」製品が流通する土壌が作られたというわけです。 抗菌についての整理はこちら。 「抗菌」とは、菌を長時間増やさない様にすることを言います。菌を一時的に死滅・除去する殺菌・除菌とは区別されます。 「除菌」とは 除菌とは、「菌を取り除いて減らすこと」を指します。 「除菌」製品は、コロナ禍によって再注目され、市場に流通する製品の幅も量も、一気に拡大した感がありますね。アルコールを使用したものには、特に人気が集まっている印象です。その製品群には、アルコールスプレーやジェル、ウェットティッシュ、食器用・洗濯用洗剤などがあります。菌を除去するという観点から、手洗いも除菌行為と言えそうですね。念のため、専門機関・団体による定義を調べてみると… *食品衛生法による定義…ろ過等により、原水等に由来して当該食品中に存在し、かつ、発育し得る微生物を除去すること* 洗剤・石けん公正取引協議会…物理的、化学的又は生物学的作用などにより、対象物から増殖可能な細菌の数(生菌数)を有効数減少させることをいう このように、非常に難解な言い回しや、アカデミックな表現が使用されていました…。さておき、分かり易く「除菌」についてまとめると、 医薬品・医薬部外品以外で、病原体となりうる菌を狙って除去しようすること という理解で丁度良いと思います。なお、減少させる菌やウイルスの種類や、量についての定めはありません。 「殺菌」とは 画像引用:「Clean Lav」ボーイング社Webサイトより 「殺菌」とは、文字通り特定の菌を殺すこと。細菌などの微生物を死滅させること。 市販薬や薬用せっけん等で使用されているのを見かける「殺菌」。医薬品などの製造、表示、広告などを定めた「薬機法」の対象である医薬品・医薬部外品のみに使用できます。菌の種類や数は問わず、数が減れば殺菌と表現することができるため、その効果・範囲については製品によって大きな差異があります。業務用の「殺菌」方法には、 *「塩素殺菌」 …塩素を使用する *「オゾン殺菌」…オゾンにより発生する酸素で菌を溶かす *「紫外線殺菌」…紫外線を照射する の3つの方法があり、目的や範囲によって選定されます。「殺菌」についての整理は、 医薬品・医薬部外品にのみ使用可能で、特定の菌を死滅させること ということになります。 「消毒」とは 「消毒」とは、菌やウイルスを無毒化することです。 「薬機法」に基づき、厚生労働大臣が品質・有効性・安全性を確認した「医薬品・医薬部外品」の製品にのみ記されている用語です。この「消毒」という用語が親しみ深いかたも多いのではないでしょうか。幼少期に転んで擦り傷を作ったときに、家族や周囲の大人が「『消毒』しなきゃ」と言って薬剤を塗布し、絆創膏を貼ってくれたり…そんな思い出が蘇る用語かもしれません。「消毒」の方法には以下の2つがあり、環境や用途によってどちらかを選択、または双方を同時に行なうなどします。 *物理的方法…煮沸、蒸気、紫外線などによる方法*化学的方法…アルコール類や、塩素系の成分を含んだ薬品などによる方法 「消毒」について整理すると、 医薬品・医薬部外品にのみ使用可能で、病原体のある細菌のみを無毒化すること となります。なお、気になる「消毒」と「殺菌」の違いは、以下のように整理することができます。 *「消毒」…病原性のある細菌(病原菌)のみをターゲットとして、感染症を防げるレベルまで無毒化する* 「殺菌」…病原体の有無に関わらず菌を死滅させる 「滅菌」とは 参考画像:株式会社タマノ 卓上型高圧蒸気滅菌器 滅菌とは、文字通り「菌を滅ぼす」ことです。 病原体の有無に関わらず、ありとあらゆる菌を全て殺してしまう、という非常に強力な表現です。「殺菌」の最上級と言って良いと思います。「滅菌」用の製品には、高圧水蒸気や強い消毒薬がありますが、日常生活で目にする機会が多くはありませんが、病院の手術器具や注射などに必要な処置です。各滅菌器メーカーは、菌の100%除去が求められているわけではなく、日本国内では無菌性保証水準(Sterility Assurance Level:SAL)「100万分の1以下」に準拠すべしとされています。「滅菌」の方法は、 *蒸気を使って加熱する「高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)」 *乾燥した空気中で加熱する「乾熱滅菌」 *煮沸する「煮沸消毒」 などがあります。そのなかでも滅菌処理の時とコストが比較的軽い高圧蒸気滅菌が一般的に利用されています。清掃の現場においても、病院・ホテルなどの衛生の状態に特に配慮すべき場所では、高圧蒸気滅菌したゴム手袋やリネン類を使うことがあります。「滅菌」を整理すると、 医薬品・医薬部外品にのみ使用可能で、あらゆる菌を100%に近い状態まで死滅させること ということになります。 「静菌」とは 画像引用:ミツカンWebサイトより 「静菌」とは、微生物の活動を低下させ、増殖を抑制すること。 最後に、「静菌」について整理していきます。その意味は、用語から受ける印象のままに「菌を静める」ということです。あまり耳慣れない用語かもしれませんが、食料品などの保存のために使用されることも多い用語です。もっともポピュラーな「静菌」効果のある製品のひとつが「お酢」です。「お酢は身体に良い」と古くから言われ親しまれているのは、このことに起因します。濃度にもよりますが、様々な病原菌に対して効果を発揮してくれます。「静菌」は、 医薬品・医薬部外品以外で、微生物の活動を低下させ、増殖を抑制すること と整理することができます。 以上、今回は、菌・ウイルス対策製品に使用されている「抗菌」「除菌」「消毒」「殺菌」などのキーワードについて整理しました。それぞれの効果や、法律によっていろいろな用語が使い分けられていますが、それぞれの用語を正しく理解することで適切な衛生用品が選定でき、感染症から身を護っていただくことができると思います。 今回の調査が、皆様の健康のお役に立つことができますように。 (監修:防衛医科大学校 防衛医学研究センター 広域感染症学・制御研究部門 加來浩器先生) 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ 参照URL 医薬部外品の効能効果の範囲(厚生労働省)抗菌性物質の特性(農林水産省)洗剤・石けん公正取引協議会一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)「除菌」と「殺菌」の違い(毎日新聞)卓上型高圧蒸気滅菌器(株式会社タマノ)The Airplane Bathroom That Cleans Itself(boeing.com)「食酢」ミツカンWebサイト
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感染症を正しく恐れる 其の三 ~ ワクチン最前線 ~
2020年初に感染拡大が始まって以降、相変わらず猛威を奮い続けている新型コロナウイルス。世界の感染者数は1億2,252万人を突破。死者は270万人を超えました(2021年3月22日時点WHO発表資料より)。欧州では、イタリアなどで再びロックダウンに入る国も…。日本国内では、延長されていた2度目の緊急事態宣言が3月21日に全面解除となりましたが、宮城県・仙台市などでは感染拡大にともない独自の緊急事態宣言(3月18日~4月11日)が発令されるなど、予断を許さない状況が続いています。そんな中、やはり注目されるのはワクチンの動向。ブルームバーグのワクチン・トラッカーによれば、世界のワクチン接種は計3億9200万回を超えたと報じられています(2021年3月19日時点)。一方、日本国内でもやっと、待望のワクチン接種が始まり、3月19日までに 578,835回の接種が完了したと報じられています。 先月は、「ワクチンとはそもそも何なのか?」についてリリースさせていただきました。 感染症を正しく恐れる 其の二 ~ ワクチンとは(入門編)~ 今回は、その続編。今後、国内で提供予定のワクチンを含め、いくつかの開発が先行するワクチンをピックアップしてお伝えしていきたいと思います。 新型コロナワクチンの開発状況 世界保健機構(WHO)の2月9日時点のまとめでは、臨床試験段階のCOVID-19ワクチンは63種類あり、前臨床の段階にあるものはさらに179種類あるとしています。前回のおさらいになりますが、新型コロナウイルスのワクチンとなるプラットフォームは、DNAワクチン、mRNAワクチン、不活化ワクチン、弱毒化生ワクチン、組み換えスパイク蛋白ワクチン、ウイルスベクターワクチンなどが挙げられます。これらは全て新型コロナウイルスのスパイクタンパクに対して働きかけるワクチンです。まずはそれらのワクチン技術について、加來先生のご提供資料をもとに以下の表にまとめました(クリックで拡大できます)。 この中で先行しているのは、報道でも触れる機会の多い以下の3社です。 ・(米)ファイザー社&独ビオンテック社・(英)オックスフォード大学&アストラゼネカ社・(米)モデルナ社 西側諸国などでは日本に先駆けて承認され、一般へのワクチン接種が供されています。前述のとおり日本国内では、2月17日よりファイザー社製ワクチンの接種が開始されました。政府は、3社のワクチンの合計で、3億回分以上のワクチン提供の契約が締結されていると発表しています。接種は、医療従事者、高齢者(1957年以前に生まれた人)、高齢者以外で基礎疾患を有する人や高齢者施設の従事者、それ以外の人、という順序、「原則、居住地の市町村」で無料提供される予定です。一般に供される日が、一日でも早く訪れて欲しいものです。 先行する新型コロナワクチン ここからは、開発の先行する3社のワクチンについて、その技術や特徴をみていきたいと思います。ファイザー(米)&ビオンテック(独) 先行している3社のワクチンのうち、ファイザー社製とモデルナ社製のワクチンは、 mRNA技術で作成された歴史上初めてのワクチン です。これはRNAを使って、免疫反応を引き起こすタンパク質を生成するように体に促すワクチン。アストラゼネカ製ワクチン(弱毒化あるいは不活性化されたウイルス株を用いて、体の防御機能を起動させるワクチン)などとはまったく違った技術によって開発されています。他社のワクチンよりも、データ上有効性が高いとされ、信頼を集めています。イギリスでは、既に国民の30%以上にあたる2,000万人以上の人が、ファイザー社製、アストラゼネカ社製のいずれかのワクチンを、少なくとも1回は接種を受けていると報じられています。日本国内でも、もっとも早く正式承認されたワクチン(2021年2月14日)で、約1億4400万回分(約7200万人分)の供給を受けることで正式に契約していると発表されています。このワクチンと課題とされているのは、「mRNAが非常に傷みやすい成分であるため、マイナス70以下の特別な温度管理が必要」という保管の難易度の高さ。輸送時にはさらに低い温度管理が求められ、物流の問題が大きな障壁だと言われています。 アストラゼネカ(英)&オックスフォード大学 アスラゼネカ社製ワクチンは、弱毒化したウイルス株を用いるウイルスベクターワクチン。WHOは、ファイザー社製ワクチンに続く2例目として、緊急使用を承認しています。 チンパンジー由来の一般的な風邪のアデノウイルスを弱毒化し、体内で増殖しないように処理をして、そこにSARS-CoV-2ウイルス表面のスパイクタンパク質の遺伝物質を組み込んだものを使用します。ワクチン接種後、SARS-CoV-2ウイルスの表面のスパイクタンパク質が体内で形成され、実際にSARS-CoV-2ウイルスに感染した時に、ウイルスを攻撃するよう免疫システムが刺激されます。(アストラゼネカ社Webサイトより) 日本国内では、2月5日に承認申請が実施されています。政府は、1億2000万回分(約6000万人分)の供給を受けることで合意していると報じています。アストラゼネカ社製は、2~8度と通常の冷蔵庫で保存することができ、マイナス70度以下の温度管理が必要とされるファイザー社製と比べて、物流面で大きなアドバンテージがあります。また、先行する3社のうちで最も安価(1.78ユーロ(2021年3月20日現在の為替で約231円))との情報も。益々普及への期待が高まっています。このワクチンについては、高齢者への有効性を疑問視する声もあります。アメリカ政府のモンセフ・スラウイ主席顧問は、 「高齢者への有効性はさらなる裏付けが必要。臨床試験では十分な数の高齢者の被験者が採用されていない」 と雑誌のインタビューで回答しています。また、3月13日には「欧州で10カ国以上が『安全上の懸念がある』ために同社のワクチンの接種を中断した」と欧州各社のメディアが報じています。報告されているという「深刻な血栓の発生」との因果関係の究明など、データの検証が待たれます。 モデルナ(米) ファイザー社製のワクチン同様、mRNA技術で作成されたワクチン。日本国内では、武田薬品工業が3月5日に製造販売承認申請を実施しており、5000万回分(2500万人分)の供給を受ける契約が取り交わされていると報じられています。モデルナ社製ワクチンの保管温度はマイナス20度(ファイザー社製はマイナス70度)。冷蔵保存(2~8度)では30日間も保存が可能(ファイザー社製が5日間の保存期限)と報じられています。高い有効性が期待されるmRNAワクチンの中で、その扱いやすさが注目を集めています。一方で、価格についてはファイザー社製と比較して2割前後高いと報じられています(ファイザー社:12ユーロ(2021年3月20日時点の為替で 約 1,561円)、モデルナ社製は18ドル(2021年3月20日現在の為替で約1,960円))。 日本国内でのワクチン開発の状況 さて、海外勢のワクチンが目立ちますが、日本国内での開発状況はどうなのでしょうか。国産のワクチンの開発は、これまでに2社が人への投与も含めた安全性や効果などを確認する臨床試験段階に入っている状況です。ここからは、その2社について紹介させていただきます。 アンジェス・大阪大学・タカラバイオ 大阪のバイオベンチャーであるアンジェス社。このアンジェスが開発しているワクチンは、ファイザー社やモデルナ社(mRNAワクチン)、アストラゼネカ社(ウイルスベクターワクチン)とは異なり、DNAワクチンです。国産ワクチンとしては最速の2020年6月から臨床試験をはじめており、2020年12月の発表では、臨床試験対象者を500人に増やしその安全性と免疫原性の評価を行なっています。 引用:アンジェス社 Webサイト「新型コロナウイルス感染症関連情報」より 塩野義製薬・UMNファーマ・国立感染症研究所 もう一社は、創業140年を超える老舗製薬会社である塩野義製薬。同社の開発するワクチンは、組み換えタンパク質ワクチン。遺伝子組換えタンパクワクチンは、ウイルスの遺伝子情報から目的とする抗原タンパクを発現・精製後に投与されるため、インフルエンザ予防ワクチンをはじめ、複数の製品がその効果と安全性を基に承認・実用化されている確立された技術だといいます。一方で、抗原発現や精製に一定の開発期間を要するとのこと。12月に開始された第1/2相臨床試験では、200例以上の日本人成人を対象に試験を実施。3週間間隔でワクチンを2回接種した際の安全性、忍容性、免疫原性を接種後1年間追跡評価すると発表しています。現在、最終段階である、世界の流行地域の数万人を対象にした 偽薬を用いた大規模な治験に向けて準備が進められていますが、世界では米ファイザー製や英アストラゼネカ製など、既に実用化されたワクチンの接種が進んでいることから、未承認のワクチンの治験参加者の確保が難しく、年内の治験実施の調整が難航しているとも。同社は、引き続き臨床試験の実施と並行して、2021年末までに3,000万人分以上のワクチン生産体制を整備することを目標に、生産設備の構築・増強、大量生産に向けた製造方法の最適化を進めていくと発表しています。 以上、国内開発の状況をピックアップしました。既に接種開始されている欧米各社に大きなアドバンテージがあるとはいえ、世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルスに対するワクチンが日本国内で開発され、世界中で評価を得ている姿は見てみたいもの。応援していきたいと思います。 まとめ 今回は、新型コロナワクチンの続編の情報をお届けしました。ワクチン接種は、人によっては、体内に入ることによってアナフィラキシーショックなどアレルギー症状が表れる可能性も。一般のワクチン接種が開始されるまでに、国内でもそういった症例が報じられていくことになると思います。重篤な症状が表れる人も一定割合出ることが予想されますが、読者の皆様は、その症例を把握されるとともに、起きている確率や、ご自身が元来お持ちのアレルギー情報とも照らし合わせて、ワクチン接種についてご検討ください。 (監修:防衛医科大学校 防衛医学研究センター 広域感染症学・制御研究部門 加來浩器先生) 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ 参照URL 新型コロナワクチンの接種実績(厚生労働省)宮城県・仙台市緊急事態宣言(仙台市)新型コロナウイルスについて(厚生労働省)新型コロナワクチンの有効性・安全性について(厚生労働省)WHO Coronavirus(COVID-19)Dashboardワクチン開発や接種 世界の状況は(NHK 特設サイト) 新型コロナ「ファイザー」と「モデルナ」のワクチンの特徴は(NHK)英オックスフォード/アストラゼネカのワクチン、イギリスで特定の変異株にも有効とEUのワクチン価格「暴露」1回分225~1860円―ベルギー閣外相 新型コロナウイルスDNAワクチン:2/3相臨床試験における接種開始について(アンジェス) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの第1/2相臨床試験開始のお知らせ(シオノギ) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する取り組み(KMバイオロジクス) 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」公募採択に関するお知らせ(第一三共)
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安心してプラネタリウムを楽しめる環境を。
導入事例:コニカミノルタプラネタリウム様 「感染ゼロ」をめざし、抗菌・抗ウイルス製品「delfino(デルフィーノ)」を展開する株式会社デルフィーノケア(東京都目黒区)は、東京都内で、“満天”(池袋)、“天空”(押上)、プラネタリア TOKYO(有楽町)3館のプラネタリウム施設を運営するコニカミノルタプラネタリウム株式会社様に、デルフィーノを導入いただきました。 導入の背景——導入の背景を教えてください「弊社ではプラネタリウム施設を3館直営しております。お客様、並びに従業員の新型コロナウイルス感染防止のため、上映回毎にプラネタリウムドーム内の全ての座席シートのひじ掛け、座面、背もたれ・ヘッドカバー等を手作業で清掃していました。清掃作業漏れリスクや清掃作業時間がかかることが課題でした。関連会社からの紹介でデルフィーノを知り、清掃作業漏れリスクの軽減やふき取り作業の効率化をしつつ、お客様並びにスタッフの感染防止を強化できると感じました」 採用理由——デルフィーノを選定した決め手は何でしたか「各社抗菌コート施工サービスを検討しましたが、医療機関での実績が多数あること、布製品やスチール、木材、プラスチック等様々な素材にコーティングできること、またコーティング対象に合わせて自動噴霧やガンスプレー塗布等最適な塗布方法が選択できること、が決め手となりました。また抗菌コート実施前と後で抗菌レベルを数字評価してもらえることも安心感につながりました」 施工概要/施工風景 噴霧前にプラネタリウムの投映機を養生します 席にも個別にデルフィーノ液を吹きかけて施工していきます 背もたれの部分や椅子の裏側など、触れる可能性がある場所も丁寧に拭きかけます よく触る出入口の取っ手部分もしっかり施工していきます 席の手すりの部分も一つ一つ対応します 実施概要団体名 :コニカミノルタプラネタリウム株式会社 様施設種別:プラネタリウム所在地 :東京都千代田区/東京都豊島区/東京都墨田区実施目的:感染症対策実施内容:delfino施設まるごと抗菌 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ
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感染症を正しく恐れる 其の二 ~ ワクチンとは(入門編)~
WHO Coronovirus Disease Dashboard より 新型コロナウイルスが世界中で猛威を奮い続けており、2021年1月27日現在、世界の感染者数は間もなく1億人に達しようとしています。死者は既に213万人を上回っており、この感染症の恐ろしさを物語っています。日本国内でも、東京を中心として感染者数が急増、医療現場を圧迫しています。最前線におられる医療従事者の皆様や、そのご家族の皆様には感謝してもしきれるものではありません。この状況を打開するべく、世界中の製薬メーカーや大学の研究機関などでは、急ピッチでワクチン開発が進められています。その成果が徐々に実を結び、昨年末から頻繁にワクチンの開発や認可、使用開始の報道が聞かれます。今回は、そんなワクチンについて採り上げてみたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。 「ワクチン」とは何なのか? この「ワクチン」という単語、コロナ禍においては特に耳にすることが多い単語です。乳幼児が、数か月ごとに推奨される予防接種を行ないますが、それらもワクチンです。ほとんどのかたが接種する身近なものなので、ほとんどのかたがその存在を認識しているワクチン。でも、ワクチンついて正しく理解されているでしょうか?ワクチンの概要 ワクチンの効果や副作用についてメディアで議論されることが多いですが、まずはワクチンとは何なのかを知ることから始めましょう。わたしたちの周りには、細菌やウイルスなど、さまざまな病気を引き起こす原因となる、たくさんの微生物が存在します。このような微生物を「病原体」と呼びます。病原体が体の中に入ると、私たちは病気になったり、ひどい場合には死に至ることもあります。しかし、ヒトのからだには、一度入ってきた病原体が再び体の中に入ってきても病気にならないようにするしくみがあります。このしくみを「免疫」といいます。 「病原体」:細菌やウイルスなど、さまざまな病気を引き起こす原因となる、たくさんの微生物「免疫」:一度入ってきた病原体が再び体の中に入ってきても病気にならないようにするしくみ 免疫は、体内に入ってきた病原体を記憶して、病原体と戦う準備をします。そうすることで、病原体が再び体内に侵入したとしても、病気にかからない、または病気にかかっても重症化しないようになるのです。このしくみを利用したのがワクチンです。ワクチンは、・病原体の毒性を弱める・無毒化するなどして体内に取り込むこと(「接種」と呼びます)によって、病原体に対する免疫を作ります。コントロールされた安全な状態なので、通常の感染(自然感染)のように実際に病気を発症させたりはしません。ワクチンはいわば、自然感染の模擬試験のようなもの。このことによって、実際に病原体が体内に入ったとしても、既に備わった免疫で退治できるようになるというわけです。 新型コロナウイルス対策のワクチンの接種は「任意」です 医療従事者や基礎疾患を有するかたのあとは、一般の方々が接種できる順番が回ってくる予定です。そのときに、接種できるワクチンの効果やリスクなどを正しく解釈し、検討していきたいものです。 新型コロナウイルスに対する働きかけ 新型コロナウイルスには、スパイクタンパク(S)、エンベロープタンパク(E)、膜糖タンパク(M)、ヌクレオカプシドタンパク(N)という4つのタンパク質が含まれています。新型コロナウイルスのワクチンとなるプラットフォームは、DNAワクチン、mRNAワクチン、不活化ワクチン、弱毒化生ワクチン、組み換えスパイク蛋白ワクチン、ウイルスベクターワクチンなどが挙げられますが、これらは全て新型コロナウイルスのスパイクタンパクに対して働きかけるワクチンです。 新型コロナウイルスは、多くの異なるタンパク質を使用して細胞を複製および侵入しますが、スパイクタンパクは、受容体に結合するために使用する主要な表面タンパク質。 引用:SARS-CoV-2スパイクタンパクの医学的価値(ベックマン・コールター社) スパイクタンパクは、ヒト細胞受容体に結合した後、ウイルス膜はヒト細胞膜と融合し、ウイルスのゲノムがヒト細胞に入り、感染を開始できるようになります。mRNAワクチン(mはメッセンジャーの意味)では、新型コロナウイルスの遺伝子情報をもとに、ウイルスの表面にスパイクタンパクのみの遺伝子(mRNA)を作成します。そのmRNAを油でできたカプセルに包み、ヒトに接種すると、mRNAの情報通りにヒトの細胞がウイルスのスパイク部分のみを作成、細胞表面に提示します。それをヒトの免疫細胞が認識し、スパイクに対する抗体を作ります。こうしておくことで、本物のウイルスが侵入したときに、ウイルス表面にあるスパイクを抗体がブロックし、ウイルスがヒト細胞に感染できなくするというわけです。 変異ウイルスに対してワクチンの効果はあるのか さて、西側諸国でワクチン接種開始が報じられる中、英国で再度感染拡大が急増していることを受け、「変異ウイルス(バリアント)が、ウイルス拡大を一層拡大させている」と日本国内で頻繁に報じられました。しかし実際は、 変異ウイルスの存在と、感染拡大のスピードや範囲には、未だ明確な因果関係は認められていない のです。本国での報道は可能性に言及し、慎重に言葉を選んだ報道に留まっていますが、日本国内ではその慎重なニュアンスが一切省かれ、あたかも確定した事実であるかのように報じられています。読者の皆様は、くれぐれも情報の精査にご注意ください。とはいえ、変異ウイルスが増えると、「せっかく開発したワクチンも、変異したウイルスには無効なのでは?」そんな疑問の声も聴こえてきそうです。そこで、ここでは「ウイルスの変異」についてまとめていきたいと思います。 新型コロナウイルスのような病原体となるウイルスで怖いのは、第一にその感染力。ヒトからヒトへ、またはヒトから動物へ、感染拡大していきます。そんなウイルスの真の目的は、「種の保存」のため。自らの子孫を残すという生物としての本能から、拡大を目指しているわけです。地球の長い歴史のなかで、すべての生物は、環境に自らを適応させていくために、選択や淘汰を繰り返しています。一部の恐竜が新天地を求め陸から海に出たり、像の鼻やキリンの首が長かったり。これらは、選択・適応の結果。ウイルスのついても例外ではありません。じつは、 ウイルスは、感染して増殖した段階で、変異するもの なのです。種の保存のため、有利な姿に変化し続けます。ウイルスは、宿主(=人や動物など、ウイルスに寄生される生物)の体内で増えたり広がったりしやすい種(=適応した種)が生き残り増殖、それが対外に排出されて感染拡大していく、というわけです。ワクチンを開発する製薬各社は、もちろんこのことは織り込み済。1月20日には、「米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについては、英国で見つかった感染力の高い変異種にも予防効果を発揮し得ることが、新たな実験で分かっている。ビオンテックは、南アで見つかった変異種に対するワクチンの効果について、詳細な分析結果を数日中に発表する計画を明らかにしている。アストラゼネカ、米モデルナ、独キュアバックも変異種に対するワクチンの効果を検証している」(ロイターニュース)と報じられています。「変異ウイルスが見つかった」というメディアの報道だけで一喜一憂せず、落ち着いてひとりひとりにできる感染対策に取り組んでいきたいですね。 ワクチン開発の状況 WHOの12月22日時点のまとめでは、臨床試験段階のCOVID-19ワクチンは61種類あり、前臨床の段階にあるものはさらに172種類あるとしています。先行しているのは、米ファイザー&独ビオンテック製、英オックスフォード大学&アストラゼネカ製、そして米モデルナ製の3種類で、西側諸国などで承認され、既に接種が開始されています。いずれのワクチンも2度の接種が必要、2度目完了まで免疫が完成しません。日本国内でも、アメリカのファイザー社が昨年12月に承認申請を行なっています。この承認にかかる時間を短くするため、審査を大きく省略した形式の特例承認という承認方法の適用を目指しています。政府は既に3億回分以上の契約を締結しており、承認され次第、2月下旬より、 1.医療従事者2.高齢者(1957年以前に生まれた人)3.高齢者以外で基礎疾患を有する人や高齢者施設の従事者4.その以外 という順序で、「原則、居住地の市町村」で無料接種が開始される予定。とはいえ、ワクチン接種にあたっては、人員の確保や環境の整備に加えて、物流の問題も大きな課題として残ります。最も先行しているファイザー社製のワクチン(2021年内に約1億4400万回分の供給を受ける契約済)は、零下75度で保管する必要があります。陸路、空路など、その温度を保ちつつ輸送し、目的地で保管する物流機能の早急な整備が求められています。 大事な行動・意識とは 以上、今回はワクチンについてお伝えしました。各社の製品の具体的な情報や、国内製薬各社の開発状況などは続報をお待ちください。もう少しの間、ひとりひとりが当事者意識をもってこの難局に立ち向かっていきましょう。基本的な感染対策を怠らず、そして不要不急の外出、密になる状況を作らないようにしていきましょう。 (監修:防衛医科大学校 防衛医学研究センター 広域感染症学・制御研究部門 加來浩器先生) 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ 参照URL ワクチン・アジュバンド研究センター 新型コロナウイルス感染症関連情報(アンジェス)ワクチン開発や接種 世界の状況は(NHK 特設サイト)SARS-CoV-2スパイクタンパクの医学的価値(ベックマン・コールター株式会社) 新型コロナのワクチン開発・摂取状況について、医師が解説します。(医療法人社団エムズ) 英オックスフォード大、コロナ変異種に対するワクチンを準備=英紙 株式会社デルフィーノケア(オフィスまるごと抗菌)
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日本企業を元気にするために、自らの健康を。
導入事例: 株式会社リロケーション・ジャパン様 「感染ゼロ」をめざし、抗菌・抗ウイルス製品「delfino(デルフィーノ)」を展開する株式会社デルフィーノケア(東京都目黒区)は、2021年1月、 株式会社リロケーション・ジャパン様(東京都新宿区)に「delfinoオフィスまるごと抗菌コーティング」を導入いただきました。 採用の背景 「あると助かる“仕組み”」を創造し、世の中の困りごとを解決しながら、日本企業を元気にしていく を掲げ、社宅管理サービスや外国人留学生支援など、様々なサービスを展開されている株式会社リロケーション・ジャパン様。今回、従業員の皆様の感染症リスクを低減させ、良好な環境衛生の維持を図るために、「delfinoオフィスまるごと抗菌」を導入いただきました。 施工風景 執務室内を噴霧中の様子 密になり易い会議室は、感染症対策における要注意箇所。テーブルの天板、チェア、スイッチ類など余す所なく抗菌コーティングを施していきます リラクゼーションスペースでは、仕事に向かう英気を養う重要な空間。安心して快適に過ごしていただくためにも抗菌化が一役買います。盲点になり易い自動販売機のボタンも見逃しません お客様の声「毎年実施してもらっていますが、こうして抗菌コーティングを実施してもらうことで、従業員も安心して業務を行うことができます。ありがとうございました」 実施概要団体名 :株式会社リロケーション・ジャパン様施設種別:オフィス所在地 :新宿区新宿四丁目2番18号実施目的:感染症対策実施内容:delfinoオフィスまるごと抗菌 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ
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全ウイルスに有効な対抗手段「免疫力」
新型コロナウイルス(COVID-19)は、未だ収束する気配がありません。それどころか、日本国内でも第三波が到来、一日の感染者数を更新するニュースが頻繁に報じられるようになりました。 ・新型コロナウイルスへの感染が怖くて仕方がない・平穏な日常は、この先訪れるのだろうか・ウイルスの脅威からは逃れられないのではないか そんなふうに、不安に感じておられるかたも多いのでは…しかし、じっと耐え忍んでいるのは、とっても辛いこと。そうではなく、振返ってみればきっと、長い人生のうちのほんの僅かな時間。そんな風に考えて、 ・新しい習慣にチャレンジしてみる・先延ばしにしてきた家の中の細々としたことに着手してみる・優先順位の低いと思って放っておいたことを対処してみる などなど、やってみる良い機会と考えてみてはいかがでしょうか。 全ての感染症に対する特効薬 残念ながら、そんなものは存在しません。しかし、全ての感染症に対して有効な防御策が、実は存在します。それは、免疫力 と呼ばれる機能。今回はその「免疫力」にフォーカスしてみたいと思います。 「免疫」のしくみ 「免疫」とはいったい何なのでしょうか。それは、 体の中に侵入してくる“病原性の高い”微生物をやっつける体のしくみ のことで、とっても心強い存在なのです。私たちの身の回りには、目に見えない無数の微生物が存在していて、それらの微生物は、日々私たちの身体への侵入を試みています。なかにはそのまま住みついてしまうものも。もちろん、全ての微生物に病原性があるとは限りません。良い働きをしてくれる微生物で、よく知られているのが、こちら。 アクネ菌ニキビの原因菌としてよく知られる、誰の体にも住みついている細菌。アクネ菌は大好物の皮脂を得られる毛穴を棲み処にしていますが、増殖しすぎないあいだは、むしろ肌にとっていい働きをしてくれています。善玉菌ヨーグルトなどのCMでよく耳にする腸に住みついている細菌です。「善玉菌」には、腸の免疫を強くする働きがあります。 このあたりは、耳にされたことがあるのではないでしょうか。その一方で、身体に侵入してくる微生物の中には、やはり病原性を持つ種類のものも数多くいます。それらの病原体が体内で繁殖しないように、やっつける身体のしくみが「免疫」というわけですね!さて、その「免疫」部隊の第一陣は、「皮膚」や「粘膜」。 〇皮膚…最表面で角質層を形成、病原体などの侵入を防ぐ〇粘膜…鼻水や唾液などで、病原体を殺菌し排出する役割を担う そして、第二陣、第三陣の働きを担う部隊、血液成分のひとつ、白血球 です。「一度かかった病気は、二度かかりにくい」と言われるのは、「白血球」のなかの「獲得免疫」と呼ばれる記憶能力があるためです。かぜをひいたときに発熱するのは、病原体と戦うために免疫細胞が発熱する物質(「サイトカイン」といいます)を分泌するから。ノドの痛みや、鼻水、くしゃみといった症状も、炎症など免疫反応のひとつです。症状があるということは、免疫が働いている証拠というわけですね。これらのように分かり易い症状ではなかったとしても、免疫は、気づかないうちに病原体を退治してくれているんですね。そんな大事な免疫力。低下してしまうと、悪さをする微生物を退治してくれなくなります…。免疫力を低下させてしまう主な要因を、以下の表1にまとめてみました。 「免疫力」を高めるためには? 免疫力低下の要因のなかには、生活習慣によって予防することが可能なものも。気をつけたい生活習慣を、以下の表2にまとめてみました。 これらは、習慣化できれば(←これがなかなか難しいのですが…)日常生活で手軽にできるシンプルなものばかり。この機会にぜひ始めてみてはいかがでしょうか!また、栄養バランスについては、農林水産省のWebサイトが非常に参考になります。ぜひご覧ください。 農林水産省 食事バランスガイド おわりに 新型コロナウイルスの感染拡大は、誰かのせいにしたり、ふさぎ込んでいるだけては、人生の限られた時間がもったいないですよね。 ・コロナ禍は止むを得ず起きたこと・他人事ではなくて、自分事・新しい良い習慣を身に付ける良い機会だ そんな風に捉えてみてください。そして、この機会に生活習慣を考え、免疫力を高めてみてはいかがでしょうか。そうすると、当たり前だった日常が戻ったとき、以前よりもさらに明るく楽しい日常になりそうです。明日からと言わず、今日からぜひ! (監修:防衛医科大学校 防衛医学研究センター 広域感染症学・制御研究部門 加來浩器先生) 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ 参照URL 旺文社『とっても優しい生物基礎 免疫のしくみ』京都大学『免疫老化のメカニズムを解明しました』医学生物研究所『免疫』公益財団法人長寿科学振興財団『免疫系の老化』特定非営利活動法人日本免疫学会信州大学農学部近未来農林総合科学教育研究センター『食品成分による免疫制御メカニズム』一般社団法人日本血液製剤協会『血液について』MSDマニュアル『自己免疫疾患』eヘルスネット『自律神経失調症』e-ヘルスネット『腸内細菌と健康』厚生労働省『Ⅱ 生活指導及びメンタルヘルスケア』ニューズウィーク『新型コロナ感染症と戦って勝つ免疫細胞を発見』
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「遊びの共和国」アソボ~ノ!をdelfinoまるごと抗菌
導入事例:屋内型キッズ施設「アソボ~ノ!」 「感染ゼロ」をめざし、抗菌・抗ウイルス製品「delfino(デルフィーノ)」を展開する株式会社デルフィーノケア(東京都目黒区)は、2020年11月、株式会社東京ドーム様の運営する屋内型キッズ施設「アソボ~ノ!」(東京都文京区)に「delfino施設まるごと抗菌コーティング」を導入いただきました。 採用の背景 「アソボ~ノ!」は、東京ドームシティ内、アトラクションズエリアにある屋内型キッズ施設。全天候型とあって、小さなお子さんを持つご家族が日々大勢訪れる大人気スポットです。 こどもたちが主役の「遊びの共和国」丘を越え山を越えると、眼下に広がるカラフルな世界。ここは、こどもたちが主役の「遊びの共和国」です。こどもたちは、好きなおもちゃや普段家では遊べないような遊具で、自由に、家族と一緒に、思い切り楽しむことができます。(アソボ~ノ! Webサイトより) 遊びの共和国「アソボ~ノ!」は、来場されたお子さん達に楽しんでもらうことはもとより、ご家族みんなが楽しむことができ、その絆を深めてもらうことを大事に運営されているといいます。そのため、安心・安全な施設環境の維持には、日頃から細心の注意を払っておられます。今回、ニューノーマルの感染症対策の一環として、株式会社東映エージェンシー様(当社代理店)のプロデュースにより、「delfinoまるごと抗菌コーティング」を実施させていただくことになりました。 施工概要/施工風景 今回の施工では、3種の施工方法を採用。・専用噴霧機によるまるごと抗菌コーティング・ガンタイプ噴霧器による重点箇所噴霧・delfinoを塗布し手作業による拭き上げ万全な感染症対策を目指しました。 「海のエリア」の広大なボールプール。全てのボールを集め、ボールひとつひとつに抗菌コーティングを実施 施工風景①(街のエリア) 施工風景②(エントランス) 施工風景③(ベビー専用エリア) 施工風景④ 施工風景⑤ (街のエリア) 子どもの手が届く範囲は入念に。delfinoを塗布し丁寧に拭き上げていきます 玩具もひとつひとつ丁寧に抗菌コーティングを実施 実施概要団体名 :株式会社東京ドーム 様施設種別:屋内型キッズ施設「アソボ~ノ!」所在地 :東京都文京区後楽1-3-61実施目的:感染症対策実施内容:delfino施設まるごと抗菌 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ
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感染症は、不安や偏見と一緒にやってくる
コロナ禍の第三波が訪れ、各地域で一日の感染者数の記録を更新しています。政府もGoToトラベルの見直しなど、実施中の政策の軌道修正を検討しているようです。あらためて、基本に立ち返り個人個人で行なう防御策を徹底していきましょう。先月も掲載させていただきましたが、埼玉県教育委員会の広報内容を再度引用させていただきます。 ・家庭と学校が連携した健康管理・マスクの着用(飛沫、マイクロエアロゾルの防止) ・3つの密の回避の徹底 ・手洗い等の徹底(接触感染の回避)・環境衛生管理の徹底(引用:学校における感染防止対策 ~埼玉県教育局の取り組み~ ) これらを徹底していくことで、不自由のない日常が戻る日も早くなるはずです。少し苦しい時期が続きますが、力を合わせて乗り切っていきましょう! さて、今回のコラムでは、感染症そのものではなく、「感染症と一緒にやってくる存在」についてお伝えしていきたいと思います。感染症で怖いのは、決して身体に作用するウイルスの脅威だけではないのです。気を付けなければいけないのは、人が人を傷つけてしまう行為。 誹謗中傷、差別・偏見 です。世界中で、そして日本でも、過去にいくつもの悲しい事例があり、感染者やそのご家族などを精神的にも追い詰めてしまうといったことがありました。差別や偏見によって感染したことを言い出しにくい雰囲気は、罹患者本人の重症化・蔓延に繋がるのみならず、感染症の実態把握の大きな妨げになり遠ざけ、感染拡大の範囲をも急加速させる結果を招いてしまいます。今回は、過去にあった出来事をご紹介しつつ、感染症の重大な二次被害を防止できるよう啓蒙していきたいと思います。ぜひ最後までお目通しください。 感染症を正しく理解し、正しく恐れる 感染症は、「得体の知れないもの」と決めつけてしまうことで、必要以上に怖がってしまったり、他者を傷つけてしまう可能性があります。それが、誹謗中傷、差別・偏見が生まれる原因に。このことは、どのような感染対策をも意味をなさなくしてしまいます。 日本国内でも、医療従事者をはじめとしたエッセンシャルワーカーの皆さんや、そのご家族に対する差別・偏見も少なくないようです。死と隣合わせで感染者に対応しておられる医療従事者の方々への差別、本当に残念でなりません。まさに、必要以上に恐れてしまったことによる他者攻撃の結果ではないかと思います。 新型コロナウイルス感染症に感染した患者の増加に伴い、医療機関においても感染患者の診察に当たる機会が増えており、感染患者を診たというだけで、医師を始めとした医療従事者やその家族がいわれなき誹謗中傷を受ける事例が各地で散見されている。(日本医師会ニュースポータルサイト 城守常任理事コメントより) 日本医師会では、正しい理解を推進していくためのいくつかのメッセージ動画を公表しています。以下に2つご紹介させていただきます。(日本医師会Webサイト「うつさない!うつらない!~新型コロナウイルス感染症~いま私たちにできること」より) 京都大学 iPS細胞研究所所長 山中伸弥先生俳優 斎藤 工さん 正しい情報を入手することで恐れ過ぎず、結果としてむやみに人を攻撃しない。こういうことが、昨今のコロナ禍を脱出する第一歩かもしれません。 繰り返してはいけない、差別・偏見の歴史 ここからは、過去に起きた悲しい差別・偏見の実際の事例をふたつご紹介いたします。 ハンセン病 引用:岡山観光WEB瀬戸内の負の遺産を世界遺産へ。史跡をめぐりながら学ぶ長島愛生園見学ツアー ハンセン病は、「らい菌」感染に起因する感染症。世界では、古くは紀元前6世紀のインドの古典やキリスト教の聖書、日本では8世紀に編纂された「日本書紀」にその記述があります。感染すると手足などの末梢神経が麻痺したり、皮膚にさまざまな病的な変化が起こることもあります。1931年の日本では、ハンセン病は、「感染力が強く」「遺伝病であり」「不治の病である」という誤解が蔓延、政府は「らい予防法」を施行、ハンセン病と診断された方々は「療養所」とは名ばかりの施設に強制的に入所させられ、生涯、そこから出ることは許されませんでした(この隔離政策は1996年まで継続されます)。その間、親や兄弟姉妹と一緒に暮らすことや、結婚しても子どもを生むことも、実名を名乗ることもできず、亡くなっても故郷の墓に埋葬されることも叶いませんでした。また、患者の出た家を真っ白になるほど消毒をしたり、国民を指導して「無らい県運動」を進めるなどして、ハンセン病は国の恥、恐ろしい病気だという誤った意識が国民に植え付けられました。終戦後の1947年には治療薬が開発、ハンセン病は治る病気になったわけですが、一度植えつけられた差別意識は簡単にはなくなりませんでした。日本国憲法下においても、「らい予防法」は廃止されず、強制隔離政策や「無らい県運動」を継続したため、ハンセン病患者と回復者への偏見・差別による人権侵害が助長されることになりました。実際のハンセン病は、感染力が弱く、治療も可能です。治療薬開発後の「らい菌」は、多剤併用療法により数日で感染力を失い、他人に感染させることがないため、治療中でも治療終了後も通常の社会生活を送ることができます。 エイズ(AIDS:後天性免疫不全症候群) 「リンパ球に結合するHIV-1」Wikipediaヒト免疫不全ウイルス ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が原因の感染症。3?10年ほどの間に免疫機能が徐々に低下し、後天性免疫不全症候群(エイズ)を発症します。免疫機能の低下に伴い、通常かかりにくい感染症を発症しやすくなる。日本では1985年に感染者が認知されました。過去には、「握手や会話で感染する」「咳やくしゃみで感染する」「日用品の共用で感染する」などの誤った感染経路に関する情報の流布により、感染者への誹謗中傷、差別や偏見が横行しました。また、特定の人種や職業の方々がエイズに感染しやすい、など感染源をある集団に特定するといった情報が流布されたことで、人種差別に発展するケースもみられました。あるアメリカ人女性は、次のように語っています。 「支援グループやソーシャル・ワーカーといった頼れる人が誰もいなかったので、私はでるだけ目立たないよう、世間から引きこもっていました。でも、それでもだめでした。私の身内であるにもかかわらず戸口に押しかけ、自分たちの街にエイズは不要だと言って、私を殴ろうとしたんです。エイズにかかった私は、まるで人間扱いされなくなってしまった。私が病気そのもので、感情など一切持たない存在とされ、何かを計画したり、目標を持ったり、貢献したりするチャンスをことごとく奪われてしまったのです」(引用:公益財団法人日本学校保健会 エイズはなぜ拡大するのか) 実際のHIVの感染経路は、性的接触、血液感染、母子感染の3つに限られます。握手をしたり、日用品を共用したり、プールやお風呂に一緒に入ったりするといった、日常生活の接触で感染することありません。咳やくしゃみなどで感染ることはなく、日常生活の中では性的接触以外で感染することはありません。 まとめ 今回は過去の痛ましい過ちを教訓に、感染症を正しく理解し、他者に対して思いやりをもって感染症に向き合っていきましょう、という内容をお伝えしてきました。感染症は、誰にとっても身近な問題 なのです。いつ感染症に罹患するのかは誰にも分かりません。「うつらない、うつさない」ということを、私共や皆さんが意識・実践し、感染症に対して過大に恐れることなく、他者への思いやりを忘れないこと、こういうことで一体感をもってコロナ禍にこれからも立ち向かっていけるのではないかと思います。 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ 参考URL 国立国際医療研究センター COVID-19の重症化を予測する液性因子の同定埼玉県医師会Webサイト 家庭・職場・学校などにおける感染予防対策研修動画(学校における感染防止対策 ~埼玉県教育局の取り組み~)公益財団法人日本学校保健会 エイズはなぜ拡大するのかdelfino施設まるごと抗ウイルス・抗菌
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患者さんに心から元気になっていただきたいから
導入事例:吉祥寺 ハート・イン歯科クリニック様 「感染ゼロ」をめざし、抗菌・抗ウイルス製品「delfino(デルフィーノ)」を展開する株式会社デルフィーノケア(東京都目黒区)は、2020年10月、ハート・イン歯科クリニック様(武蔵野市吉祥寺)に「delfino施設まるごと抗菌」を導入いただきました。 ハート・イン歯科クリニック様について真心こめた診察と徹底した衛生管理をハート・イン歯科クリニックの名前「ハート=心」「イン=中」には、「患者さんに心の中から元気になっていただきたい」という意味がこめられています。当医院では、患者さんの心の中まで入って治療をおこなうことや、スタッフ同士でしっかりとコミュニケーションをとりながら治療することをコンセプトとしています。(ハート・イン歯科クリニック様 Webサイトより) 採用の経緯「delfino(デルフィーノ)」の存在を、USEN社(当社代理店)からのDMによるご案内で知ったという院長の小林修先生。「当院は、『患者さんに徹底した衛生管理がなされた環境をご提供しよう』と常々考えています。そんな中で、『delfino』のようなサービスが必ずどこかにあるはず、と考え探していたところに届いたのがUSENさんからのDMでした。『まさにこれだ!』と即決しました」 施工風景施工は、エントランスエリアと施術エリアで2工程を分け、複数台の専用噴霧機によって 一斉に 「delfino」を噴霧、抗菌コーティングを実施しました。高接触ポイントはさらに直接拭き上げることによって、より高い抗菌効果をめざしました。 エントランス付近の噴霧開始直後 施術室の噴霧風景 高接触ポイントを入念な拭き上げる様子 お客様の声(小林 修院長より)「delfino施工ありがとうございました。元々厳しい水準で管理していた当院の環境衛生が、またひとつ上のレベルに高められたことが非常に嬉しいです。患者さんにもきっと喜んでいただけるでしょうね。これから毎年お世話になっていきたいと思っています」院長先生にも非常に喜んでいただくことができました。 実施概要団体名 :ハート・イン歯科クリニック様施設種別:歯科クリニック所在地 :東京都武蔵野市吉祥寺南町2-7-10実施目的:感染症対策 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ
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感染症を正しく恐れる(防衛医大 加來教授インタビュー)
(※本記事は、2020年9月30日のインタビューをもとに作成しています) 少しの間、お休みさせていただいておりましたが、DELMAGAによる情報発信を再開させていただきます。ファンの皆さまには、長らくお待たせいたしましたことを、心よりお詫びいたします。今回は、記念すべき復活号ということで、日頃監修いただいている防衛医大の加來先生に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)や、感染症への心構えなどについてインタビューさせていただきましたので、シェアさせていただきたいと思います。 防衛医科大学校 加來先生インタビュー ――まず始めに、新型コロナウイルス感染症について、最近になって分かってきたことなどはあるでしょうか感染症は、患者数・重症度の指標と、流行(感染拡大)の可能性の2つの指標で評価することが重要です。 加來教授の制作資料より抜粋 重症度については、医療機関の力によるところが大きいと言えます。9月24日には、国立国際医療研究センターからよいニュースが公表されました。重症化患者の傾向に関する報道ですが、初期段階で重篤化し易い傾向を示す数値の存在が明らかになったというものです。これによって重症化を阻止できれば患者数・重症度の指標を低く抑えることができます。 国立国際医療研究センター COVID-19の重症化を予測する液性因子の同定 流行の可能性については、実効再生産数(患者が次の患者の原因となる数)を抑えるべく、クラスターの発生を阻止するための対策を続けていくことが重要です。 ―― 素晴らしい成果ですね。初期段階で治療方針を考える重要な参考になりそうです医療機関は、そういう研究を一所懸命やっていて、成果が出始めていますよね。一方で、感染拡大については引き続きひとりひとりの意識や行動によるところが大きいです。基本に立ち返って、三密を避ける、手洗いの徹底など継続してほしいと思います。埼玉県医師会のWebサイトに掲載されているWeb動画が、よくまとまっているので参照してみてください。 埼玉県医師会Webサイト 家庭・職場・学校などにおける感染予防対策研修動画 この中に「学校での取組み」が教育委員会から発表されていますが、とても要点が押さえられています。内容は、難しいことは何も言っておらず、基本中の基本をおさえておこう、と言っていますよね。 ・家庭と学校が連携した健康管理・マスクの着用(飛沫、マイクロエアロゾルの防止) ・3つの密の回避の徹底 ・手洗い等の徹底(接触感染の回避) ・環境衛生管理の徹底 引用:学校における感染防止対策 ~埼玉県教育局の取り組み~ 感染症のもたらす負の循環 ―― 新型コロナウイルス感染症は、情報が錯そうしたり、恐怖が増長し過ぎている印象があります感染症のイメージというものは、昔もいまも変わっていません。罹患者は、知らないうちに感染し、突然発病する。ときに重症化して死が連想される。人にうつるので申し訳ない気持ちになる。そして、うつされた人は、非常に迷惑に思う、という具合です。 お話をもとに図式化したイメージ 恐怖・不安から警戒へ、それが偏見・差別・風評につながり、周りへの不信、不満、政府批判などが生じます。やがてこの状況に疲弊し、あきらめ、無関心、投げやり、無視、無頓着、といった感情に変化していきます。これがひたすら循環するのです。 昔は、地域住民の1/3が死亡してしまう(中世ヨーロッパのペストや近代ロンドンのコレラなど)、などといったことが珍しくはありませんでした。現在は、感染症の成り立ちが分かってきています。それらを把握し、感染源の撲滅、感染経路の遮断、自然免疫力の増加(ワクチンなど)など、対処することができます。正しく感染症を恐れ、対処することが大事です。 誹謗中傷や、差別、偏見をなくそう ―― 得体が知れない、と決めつけてしまうことで必要以上に怖がってしまったり、他者を傷つけてしまう可能性があるのですね感染症において、注意しなければならないのは、誹謗中傷、差別・偏見です。このことは、どのような感染対策をも意味をなさなくしてしまいます。 差別を受けたくない、という理由で感染症の発生そのものが隠蔽されてしまうと、結果、重症化と蔓延を招きます。また、隠ぺいするようになると実態の把握もできず、感染拡大が抑止できません。かつてのハンセン病、HIVのような差別が広まった事例を繰り返してはいけません。風評被害防止のための啓発は、とても大事なことです。 世界でみたコロナ禍 ~正しく事実を見極めていく~ 画像:WHO Coronavirus Disease (COVID-19) Dashboard より ―― ところで、世界では感染者数が3,700万人を超え、100万人以上の死亡(令和2年10月13日現在)が確認されていますWHOのWebサイトではデイリーで感染者数、死亡者数が掲載されています。 WHO Coronavirus Disease (COVID-19) Dashboard こういったデータをみるときに注意しなければならないのは、各国一律のサーベイランスではないという点です。医療水準、医療費負担の有償・無償の問題、情報公開に関する意識レベル差など、踏まえて考える必要があります。例えば、北朝鮮、トルクメニスタンは感染者数を公表しており、「ゼロ」と発表しています。 ―― 注意しなければならないと分かる、最も分かり易い事例かもしれません一方で、日本国内の公表数字は正確かどうでしょうか。日本では、2つの峰があると言われています。第一峰は、PCR検査の陽性者のみで、症状者が含まれていません。第二峰については、検査方法も多種になっていて、無症状者など含まれています。ここから言えることは、2つの峰は、まるで別の種類であるということです。そして、無症状者の中にも、感染しているが無症状の人、潜伏期間中の人、全くの未感染の人、という3つの種類が存在していることも忘れてはならない点です。 ―― データの見方が変わりますねとはいえ、有症状者のうち、20%程度が中等症以上になり、2~5%くらいが死亡してしまう。これは紛れもない事実です。それは研究を進めるうえで重要な情報となります。データの中から、正しく情報を分析していかなければなりません。 ―― ワクチン開発が各国急ピッチで行なわれています。完成すれば、このコロナ禍は落ち着くでしょうかワクチンは、重症化阻止のためのものであって、感染阻止できるものではありません。それは、インフルエンザワクチンと同様です。それに、新型コロナウイルスのRNAウイルスは、人から人へ感染を繰り返すうちに変異していることが確認されていることや、せっかくできた抗体(免疫力)も時間とともに減少していくというデータも出てきています。したがって何度も感染する人が出てくることが予測されます。やはり、基本的な備えを怠るわけにはいかないでしょうね。 ―― ひとりひとりの意識がやはり重要というわけですね。加來先生、お忙しい中ありがとうございました! (監修:防衛医科大学校 防衛医学研究センター 広域感染症学・制御研究部門 加來浩器先生) 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ 参照URL 国立国際医療研究センター COVID-19の重症化を予測する液性因子の同定埼玉県医師会Webサイト 家庭・職場・学校などにおける感染予防対策研修動画(学校における感染防止対策 ~埼玉県教育局の取り組み~ )株式会社デルフィーノケア(オフィスまるごと抗菌)WHO Coronavirus Disease (COVID-19) Dashboard
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徹底した清潔環境を、さらなる高みへ!
導入事例:金子歯科クリニック様 「感染ゼロ」をめざし、抗菌・抗ウイルス製品「delfino(デルフィーノ)」を展開する株式会社デルフィーノケア(東京都目黒区)は、2020年7月9日、金子歯科クリニック様(横浜市戸塚区 )に「delfino施設まるごと抗菌」を導入いただきました。 金子歯科クリニック様について お口のこと、ご相談ください。当医院は、皆様に安心して治療を受けていただるように、しっかりとカウンセリングをしてプランニングを立て、また、歯科用CTや3Dカメラなどの最新機器を使用した精密な治療を行なっています。(金子歯科クリニック様 Webサイトより) JR戸塚駅より徒歩2分の地上階。視認性の高い好立地にある同クリニック。ドクターの技術に対する信頼性のみならず、徹底して患者さんに配慮した治療方針や設備・環境作りで地域に愛されているといいます。 施工風景 今回の施工は、大きくはエントランス&待合いのスペースと診療スペースを大型の養生シートによって区切り「院内まるごと抗菌コーティング」を実施。ドアノブ、テーブルの天板、複合機のボタン類などの高接触ポイントについては、重点スポットコーティングを実施、より精度の高い抗菌環境を目指しました。 お客様の声(金子院長先生より)「デルフィーノ施工ありがとうございました。当院の環境がより安心できるものになったことをとても嬉しく思っています。コロナ禍以来、当院ではスタッフによる清掃時、待合の清掃、診察室内、おトイレなど、各場所を清掃し終えるごとに新しいグローブに交換しています。スタッフや患者さん守るためには、ワンランク上の衛生意識を徹底するべきだと考えています。今回、当院に届いたUSENさんからのDMで、初めてデルフィーノの存在を知ったわけですが、『まるごと抗菌コーティング』という新しい発想は、非常に理に適ったものだと感じました。念のためメーカーさんに説明に来ていただきいくつか質問させていただきましたが、当初から導入意思を固めていました(笑)」 院長先生のお言葉どおり、施工前に行なうATP拭き取り検査による汚染度合のチェックでは、過去に例のないレベルの低い数値(≒清潔な環境)が計測されました。施工後のインタビューで初めて、その高い環境意識に基づく清掃方針をお聴きし、非常に納得させられました。院長先生やスタッフの皆さまのホスピタリティがなせる業だったというわけですね。 極めて清潔な数値が施工前に計測 実施概要団体名 :金子歯科クリニック様施設種別:歯科クリニック所在地 :横浜市戸塚区吉田町117-1実施目的:感染症対策 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ
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