検証してみました!「スマホは感染症の温床なのか!?」

 

スマホを操作する女性のイメージ

 

現代生活にもはや欠かすことのできないスマホ。少しの空き時間でも、ついつい操作してしまうかたも多いのでは。

2018年の某コンサル系調査会社の発表によると、1人あたりの利用時間はついに3時間を超えたとのこと。また、全年代の統計で60%超がスマホを保有(※世代間格差は依然として大きいですが)、世帯保有率データで、75.1%とPC保有率を超えました(平成30年 総務省「通信利用動向調査」より)。

今回のコラムでは、そんなスマホについて採り上げてみます。

 

[監修]

防衛医科大学校
防衛医学研究センター
広域感染症学・制御研究部門

加來 浩器 教授

 

さて、そんな急速度で普及したスマホ。感染症リスクの観点からみると、どうなのでしょうか。

 

  • ・いつでもどこでもつい触ってしまう
    ・タッチパネルに皮脂、汗が付着し易い
    ・もちろん洗うことなんてない
    ・使用状況によっては一定の熱を発することも

 

状況を列挙してみると、少し不安になってきます。もしかすると、スマホは感染症の原因になるんじゃ…?

海外で発表された調査報告では、

スマホの画面は便座の〇〇倍汚染されている!

などという衝撃的な試験結果も…

 

そもそも便座は、病原体の量が多いのか?

 

トイレのイメージ


「便座の〇〇倍」
と言われると、インパクト大です。なんだかものすごく汚染されている気がしてきます…

しかし、このように「便座の〇〇倍」と警鐘を鳴らす記事は多いですが、それでは「スマホの画面にいる菌」と「便座にいる菌」は同じ菌なのでしょうか。そのまま「〇〇倍」多いと理解してよいものでしょうか。じつは、どこの記事にも肝心なその点が明確にされていません。比較しているのは一体何なのでしょう。

「スマホの画面の菌」の正体はズバリ!

 

持ち主の皮膚の「常在菌」

 

です。病原性の有無に関わらず、そのヒトの手や指に付着している菌を反映したものなのです。

 

常在菌(じょうざいきん)とは

主にヒトの身体に存在する微生物(細菌)のうち、病原性を示さずむしろ外部からの侵入菌の増殖を防いでくれるものを善玉常在菌といいます。病原性を示す常在菌は、そのヒトにとってはいわゆる悪玉常在菌です。ここで問題なのは、自分にとっての善玉常在菌が他人にとって悪玉常在菌になることがあることです。年齢や免疫力などによって左右されるのです。

私たち人間は、身体中に常在菌と呼ばれる菌と共生しています。そのため、ヒトが触れたものには全て常在菌が付着します。なかでもスマホは、一日のうち数時間触れている可能性もあるので、当然多くの常在菌が付着することになるのです。

 

スマホを操作する手

 

一方、『便座にいる菌』とはどういうものなのでしょう。トイレは当然ながら排泄するための施設。そして、自宅以外のトイレは不特定多数が使用する可能性の高い場所です。便座にどんな他人由来の病原体(常在菌を含む)が付着しているかは分かりません。病院内で医療従事者と患者さんのトイレが区別されていたり、飲食店などで従業員と一般客のトイレが区別されていたりしているのは、このためです。

感染症の代表格といえば、排泄物を介して起こり得る感染性胃腸炎、食中毒など。なかでも、ノロウイルス、腸管出血性大腸菌O157はとても少ない量で感染が成立するため、特に留意が必要です。罹患者の下痢や嘔吐による排泄物内の原因物質が、何らか手段で、口から消化管に侵入することでヒトに感染していきます。例えば、このような手段です。

 

・便座からそれらの菌が指に付着する
・その指でスマホを操作する
・菌が付着したスマホを口の近くで使用する
・その手で口をぬぐう、飲食する、傷口に触れる、など

 

この時期、乾燥肌で痒くなった皮膚を汚染された爪で引っ掻くと、病原体が傷から直接侵入することに…。

 

「接触感染」に御用心!

 

腹痛を抱える女性のイメージ

 

病原体に体が接触することに起因して病気がうつることを「接触感染」と言います。接触感染には、

 

  • ・感染源に直接触れることで感染する場合
    ・物を介して間接的に触れることで感染する場合

 

といった主に2種類のパターンがあります。病原体が身体に付着しただけで直ちに罹患することはありませんが、病原体が付着した手で口、鼻や眼を触ったり、病原体が、傷口から体内に入ることで感染します。接触感染する病原体の代表的なものは以下のものです。

 

細菌

黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、百日咳菌、腸管出血性大腸菌

ウイルス

インフルエンザウイルス、RS ウイルス、エンテロウイルス、アデノウイルス、ロタウイルス、ノロウイルス、風しんウイルス、ムンプスウイルス(おたふく)、麻しんウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス

 

接触感染といえば、おう吐物や糞便を感染源とする胃腸炎や、感染者の病的な粘膜や体液と直接接触による皮膚病や性病などがイメージされがち。しかし、咳やくしゃみと共に飛散した病原体や、鼻水をかんだ手に付着した病原体が物を介して拡大していく可能性があります。接触感染を防ぐためには、

 

・咳やくしゃみが出るヒトはマスクを着用する(咳エチケット)
・手洗いや手指消毒を徹底する
・トイレ内でスマホの操作、通話をしない

 

このような単純で簡単な3つの原則が感染拡大を未然に防いでくれます。そして、さらに高いレベルの予防には、やはりデルフィーノの「まるごと抗菌」が最適!

 

 

感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。

そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します(お問い合わせは以下のリンクからどうぞ)。

 

delfino施設まるごと抗菌

 

 

2019年をより良い一年にするための第一歩はやはり健康ですよね!
予防を徹底し、元気な毎日を過ごしていきましょう。

 

参考資料

 

平成30年版 情報通信機器の保有状況(総務省)

保育所における感染症対策ガイドライン(厚生労働省)

「一般財団法人東京顕微鏡院」

一般社団法人日本レストルーム工業会

株式会社デルフィーノケア 『オフィスまるごと抗菌』