梅雨になると急増! 4人に1人を悩ませる「水虫」のメカニズム

 

 

史上最長の10連休になったゴールデンウィークもあっという間に過ぎ、もうすぐジメジメと鬱陶しい梅雨の季節がやってきます。連日の雨や湿気の多さからくる不快感も去ることながら、職場や電車内に漂う生乾きの汗臭い。鼻をつまみたくなるかたも多いのでは。

なかでも、革靴の臭いなんて、もう想像したくありません。ある生活日用品メーカーの調査によると、夏場の革靴の湿度は、なんと90%を超えるというデータも。それなら臭わないほうがおかしいというものですね。

さて、そんな梅雨、ほかにも注意が必要なんです。それは…

 

 水虫

 

です。水虫患者は、梅雨から夏にかけて急増し、

 

ピーク時は日本人の4人に1人が感染!

 

すると言われています。最近では女性の患者さんも増えているとか。そんな水虫は、きちんとケアすれば、防ぐことが可能です。いったい、どうすればいいのでしょうか。

 

 

水虫の原因は

 

じつは、水虫の原因は「カビ」。水虫の正体は、足に付着したカビが増殖し、皮膚の表層に住み着いている状態です。カビが体に住み着くなんて、ゾッとしますね。でも、じつは人間はさまざまなカビと共生していて、アメリカ国立衛生研究所の調査によると、健康な人の足にも80~100種類のカビが常在しているのだそうです。水虫の原因となる菌の名は、

 

 白癬菌(はくせんきん)

 

といって、水虫でない人の足には常在していない菌です。

 

 

白癬菌は、水虫患者が持っている白癬菌が皮膚に付着し、付着したままで24時間以上、高温多湿の環境下に置かれることで、常在するリスクが高まるのです。そんな白癬菌の特徴は、下記の通りです。

 


白癬菌(はくせんきん)の特徴

・好きな食べ物  :「ケラチン」というタンパク質
・好きな場所   :「ケラチン」が豊富な皮膚の角質、爪、毛
・元気になる環境 : 湿度70%以上、温度15℃以上


 

この特徴から、夏場の靴の中は白癬菌が増殖するのに絶好の環境であることが分かります。

 

白癬菌の感染経路は

 

白癬菌の感染経路の根っこは「水虫患者の足」。直接的に接触することはもちろん、水虫患者の足から剥がれ落ちた角質に触れることでも菌が付着する可能性があります。
ただ、白癬菌が足に付着したからといって、必ずしも水虫になるとは限りません。

白癬菌は、皮膚に白癬菌が付着したまま24時間以上、高温多湿の環境下に置かれた場合に発症する危険性が高まるのであって、そうなる前に洗い流せば予防できます。もし身近に水虫の人がいても、必要以上に避ける必要はありません。

表1にある基礎ケアを行い、白癬菌が増殖する前にしっかり退治しましょう。

 

 

また、感染経路に注意することで感染を防ぐことももちろん有効です。

以下の表2にある、経路ごとの対策をご参照ください。

 

 

それでも、もし水虫になってしまったら、どうしたらいいのでしょうか。

 

水虫の症状は

 

水虫の症状には、以下の表3のような種類があります。

 

 

水虫かどうかの判断基準は、以下の点を参考にしてみてください。

 

 

・毎年夏に発生、秋に自然治癒  ⇒ 水虫の可能性大

・症状が出るが毎年繰り返さない ⇒ その他の皮膚病の可能性あり

 

ただ、水虫と自己判断し市販薬を使用すると、症状が悪化するケースもあります。市販薬には「クロタミトン」や「ジブカイン」といった成分が配合されていることも多くめ、かぶれる頻度も高いと言われています。

もし水虫が疑われる場合は、皮膚科を受診するのが望ましいでしょう。皮膚科は、顕微鏡を使った鏡検に対応している皮膚科がお薦めです。

 

水虫の治療法は

 

 

もし水虫と診断された場合は、塗り薬や飲み薬で治療していきます。
水虫の塗り薬は、

 

指の間から足裏全体に、毎日、最低1カ月間塗り続ける

 

ことが大切です。通常水虫は、約2週間程度で症状は改善しますが、症状が良くなっても白癬菌は消失していません。白癬菌は、角質層に住み着いている状態では症状を引き起こさず、角質層の下に増殖が広がって、初めてかゆみなどの症状を引き起こします。症状が良くなったからといって治療を中止してしまうと、角質層に白癬菌が残り、翌年の夏には再発してしまう可能性があるのです。

中には症状がある部分にだけに薬を塗る人もいますが、症状がない部分にも白癬菌が潜んでいることも…。必ず全体に塗るようにしましょう。

 

ただでさえ憂鬱なお天気が続くこの季節…。水虫で余計に悩まされることのないよう、足元をしっかりケアして、梅雨を乗り切りましょう!

 

参照URL

 

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タケダ健康サイト

足白癬(wikipedia 顕微鏡画像)