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患者さんに心から元気になっていただきたいから
導入事例:吉祥寺 ハート・イン歯科クリニック様 「感染ゼロ」をめざし、抗菌・抗ウイルス製品「delfino(デルフィーノ)」を展開する株式会社デルフィーノケア(東京都目黒区)は、2020年10月、ハート・イン歯科クリニック様(武蔵野市吉祥寺)に「delfino施設まるごと抗菌」を導入いただきました。 ハート・イン歯科クリニック様について真心こめた診察と徹底した衛生管理をハート・イン歯科クリニックの名前「ハート=心」「イン=中」には、「患者さんに心の中から元気になっていただきたい」という意味がこめられています。当医院では、患者さんの心の中まで入って治療をおこなうことや、スタッフ同士でしっかりとコミュニケーションをとりながら治療することをコンセプトとしています。(ハート・イン歯科クリニック様 Webサイトより) 採用の経緯「delfino(デルフィーノ)」の存在を、USEN社(当社代理店)からのDMによるご案内で知ったという院長の小林修先生。「当院は、『患者さんに徹底した衛生管理がなされた環境をご提供しよう』と常々考えています。そんな中で、『delfino』のようなサービスが必ずどこかにあるはず、と考え探していたところに届いたのがUSENさんからのDMでした。『まさにこれだ!』と即決しました」 施工風景施工は、エントランスエリアと施術エリアで2工程を分け、複数台の専用噴霧機によって 一斉に 「delfino」を噴霧、抗菌コーティングを実施しました。高接触ポイントはさらに直接拭き上げることによって、より高い抗菌効果をめざしました。 エントランス付近の噴霧開始直後 施術室の噴霧風景 高接触ポイントを入念な拭き上げる様子 お客様の声(小林 修院長より)「delfino施工ありがとうございました。元々厳しい水準で管理していた当院の環境衛生が、またひとつ上のレベルに高められたことが非常に嬉しいです。患者さんにもきっと喜んでいただけるでしょうね。これから毎年お世話になっていきたいと思っています」院長先生にも非常に喜んでいただくことができました。 実施概要団体名 :ハート・イン歯科クリニック様施設種別:歯科クリニック所在地 :東京都武蔵野市吉祥寺南町2-7-10実施目的:感染症対策 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ
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コールスタッフさんへ、より良い環境を。「delfinoオフィスまるごと抗菌」導入
導入事例:株式会社テレコムフォース様 「感染ゼロ」をめざし、抗菌・抗ウイルス製品「delfino(デルフィーノ)」を展開する株式会社デルフィーノケア(東京都目黒区)は、コールセンター分野へのサービス提供を加速、コールセンター事業を行なう株式会社テレコムフォース様(東京都品川区)に「delfino施設まるごと抗菌」サービスを導入いただきました。 株式会社テレコムフォースについて 同社は独自のノウハウをもったコールセンターを運営、グループの展開する事業の顧客サポート業務に従事、また、全国のインターネット関連企業を中心とした事業会社から、コミュニケーションに関するあらゆる課題解決を行なっている企業です。 採用の経緯 管理部 課長 永堀 暢庸様 「このデルフィーノの存在を知ったとき、当社の課題を解決してくれる最適なソリューションだと感じました。幸い、周りからの共感も早期に得られたので意思決定は早かったと思います」そう語ってくれたのは、総務部門を統括し、数百人のコールスタッフさんたちのお母さん的存在である永堀様。「コールスタッフの皆さんにより良い環境で働いてもらうことは、当社にとっても重要なテーマ。あんしんできる環境下で業務に集中してもらうことで初めて、パフォーマンスの最大化を目指すことができると考えています。また、当センターには主婦や学生、芸能界を目指すかたなど、本業が別にあるかたも多数在籍されています。そんな方々にとって就業場所の感染症対策や衛生面の意識は、報酬と同じくらい重要な要素であるはず。その領域を充実させることは、福利厚生の域を超え採用の観点からも大変有益だと考えました。 「また、コールセンターはフリーアドレスが一般的です。デスク、PC、電話機、ヘッドセットに至る全てがコールスタッフの皆さんの共有物。このことは、感染リスクの観点からは大きな脅威です。それらを抗菌コーティングすることで抑制するというソリューションは、とても斬新に感じました」 施工について 今回の施工は、コールセンターの全領域を「まるごと抗菌」。専用噴霧機によって網羅的に噴霧していきながら、デスクをひとつひとつ回り、電話機、ヘッドセット、マウスやキーボードなどに直接噴霧していくことで、より強固なコーティングを目指しました。スプレータイプも併用して入念にコーティングを施し、より高い抗菌効果を目指しました。 導入後インタビュー 代表取締役 永井 直紀様 「『まるごと抗菌』を実施いただきありがとうございました。施工前後の数値なども報告を受けましたが、結果には非常に満足しています。当社の最大の経営資源は、コールスタッフの皆さんであることは間違いありません。コールセンターというクローズで特殊な環境のなかで、スタッフの皆さんに最大の価値発揮をいただくためには、安心して働ける環境整備は非常に重要です。なかでも感染症予防は重要なテーマと捉えていますが、デルフィーノ社の『まるごと抗菌』は、会社側から提供できる予防措置として理に適ったサービスだと感じましたし、ごく短時間の施工にもかかわらず、長期間効果の持続が期待できる点も素晴らしいと思います。これから長くお付き合いいただきたいパートナーです」 施工概要団体名 :株式会社テレコムフォース所在地 :東京都品川区事業内容:コンタクトセンター運営、電気通信事業者の代理店事業実施内容:delfinoオフィスまるごと抗菌 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ
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冬の乾燥肌対策の秘訣は「美肌菌」!感染症予防にも!?
2018年も、残すところあと1か月と少し。乾燥しがちな冬がすぐそこまで迫っています。冬と言えば、お肌のカサカサが気になる時期ですね。放っておくと、ひび割れたりすることも。ところで、空気が乾燥するとお肌がカサカサになるのはなんでしょうか。じつは、それには、 美肌菌 と呼ばれる細菌が関係していたのです。なんだかとってもよい響きです「美肌菌」。お肌の乾燥は肌荒れを引き起こすだけではなく、なんと感染症の原因にもなるのだそうです。そこで、今回は、 「美肌菌」の正体と肌荒れのメカニズム 肌荒れが引き起こす感染症と対策 についてレポートしていきたいと思います。 美肌菌とは さて、美肌菌とは、いったい何なのでしょうか。その正体はこれ。 表皮ブドウ球菌 という「常在菌」のひとつ。じつは、人間の身体にはさまざまな細菌が寄生しています。それらの細菌で、病原体を示さないものを総称して「常在菌」と呼んでいます。常在菌の種類やその数は、人により差異がありますが、その数は約100兆個。重さに換算すると約1~2kgにもなるんだとか。人間の身体の全細胞は約37兆個という説が有力とされているので、それを大きく上回る「菌」が身体に寄生しているということになります。一般的に、「菌」と言うと、「汚い」とか「病気の原因」などを連想しがち。しかし、常在菌は病気の原因になるどころか、 病原菌から身体を守る 働きを担ってくれているのです。常在菌は、種類により好む部位が異なり、皮膚にも、その環境を好む特定の菌種がバランスを保ちながら共存しています。そのひとつが、「美肌菌」の正体である「表皮ブドウ球菌」。いったい、どんな菌なのでしょうか。他の代表的なものと一緒にご紹介します。 皮膚の主な常在菌 皮膚の常在菌は、約200種類あるといわれています。その中で代表的な細菌は、下記の2種類。 ●表皮ブドウ球菌「美肌菌」の正体。皮膚の表面や毛穴に存在します。汗や皮脂を餌に、グリセリン(お肌に潤いを与える働き)、脂肪酸(お肌を弱酸性に保つ働き)を産生。「脂肪酸」は「抗菌ペプチド」を作り出し、肌荒れやアトピー性皮膚炎の原因になる「黄色ブドウ球菌」の増殖を抑止します。 ●プロピオニバクテリウム アクネス通称「アクネ菌」。酸素に触れる場所では増殖できず、毛穴や皮脂腺に存在。皮脂を餌に、プロピオン酸、脂肪酸といった物質を産生し、お肌を弱酸性に保つことで病原性のある細菌の増殖を抑止。これらの常在菌の働きにより、お肌が潤いを保ち、病原菌が増殖しにくい環境が作られているのです。 お肌の乾燥が肌荒れを引き起こすメカニズム ところで、なぜお肌が乾燥すると、肌荒れが起きやすくなるのでしょうか。それは、 美肌菌の正体の「表皮ブドウ球菌」が乾燥に弱いから なのです。お肌が乾燥すると、「表皮ブドウ球菌」が住みにくい環境となり、その数が減少。すると、お肌に潤いを与える「グリセリン」や、弱酸性に保つ「脂肪酸」の産生量も減少するというわけ。結果、お肌がアルカリ性に傾いてしまい、肌荒れやアトピー性皮膚炎の原因になる「黄色ブドウ球菌」が増殖することに。「黄色ブドウ球菌」は健康な成人のうち、約20~30%が保菌していると言われますが、通常は一過性の寄生で、症状は出ることはありません。しかし、「ひび」や「あかぎれ」などの傷口で増えやすく、手が荒れている人の方が、荒れていない人よりも「黄色ブドウ球菌」の検出数が多いという結果が複数報告されています。つまり、「黄色ブドウ球菌」が少数であるうちは無害でも、乾燥で「表皮ブドウ球菌」が減少すると肌荒れがおこり、そこで「黄色ブドウ球菌」が増殖すると感染症へと発展するという悪循環が起こるのです。 「黄色ブドウ球菌」による感染症 「黄色ブドウ球菌」が原因となる感染症は、こちら。 <皮膚感染症>●毛包(もうほう)炎 体毛の根元にうみがたまり、吹き出物ができる症状で、わずかな痛みを伴う。黄色ブドウ球菌による皮膚感染症では最も軽度。●膿痂疹(のうかしん) 「とびひ」と呼ばれ、黄色いかさぶたを伴うただれや黄色い液体が詰まった水泡ができる。わずかな痛みがあり、かゆみを伴うため、患部を強くかいてしまうことで感染が広がる。小児間での感染がよく見られる。●膿瘍(のうよう) 皮膚の下にできる膿のかたまり。限られた範囲に生じる。熱を持ち、痛みを伴う。●蜂窩織炎(ほうかしきえん) 皮膚の下にできる膿のかたまり。ズキズキとうずくように痛み、皮膚が赤くなる。患部が拡大する特徴がある。 <食中毒>●黄色ブドウ球菌食中毒 調理する人の手から菌が食品に移り、食品中で菌が増殖する際に産生する毒素を食品と共に摂取することで起こる食中毒。毒素は100度で30分加熱しても消滅しない。突然の吐き気、嘔吐、腹痛、下痢を引き起こす。 その他、「肺炎」「髄膜炎」「敗血症」など重篤な感染症の原因になる場合があります。 「美肌菌」を減らさない対策を! お肌の潤いを保つためにも、感染症を防ぐためにも、肌荒れを放置せず、きちんとケアすることが大切です。日頃、以下のことを意識してみてください。 ●水を使った後は、すぐに手の水分をふきとる 皮膚を濡れたままにすると、水分が蒸発するときに皮膚の水分も一緒に蒸発し、お肌が乾燥します。濡れたら、すぐにふきとりましょう。●保湿する ハンドクリームや美容液で、こまめに保湿しましょう。ただし、クリームやオイルなど油分が多いものは毛穴を詰まらせ、ニキビの原因になるので要注意。●長時間の入浴、頻回の洗浄・洗顔を避ける 美肌菌の「表皮ブドウ球菌」は角質層に存在するため、角質を落としすぎる行為は避けましょう。 皮膚は、外部刺激と最前線で戦ってくれる重要な免疫組織。皮膚の状態を健康に保つことは、身体全体の健康にもつながります。お肌の日頃の労をねぎらうように、優しく丁寧にお肌のお手入れしてみませんか? (監修:防衛医科大学校 防衛医学研究センター 広域感染症学・制御研究部門 加來浩器先生) 参照URL 腸内細菌叢の基礎(東京大学大学院 農学生命科学研究獣医学)千里ライフサイエンス振興財団セミナー資料目に見えないヒト常在菌叢のネットワークをのぞく(宇宙航空研究開発機構 太田 敏子)顔の常在菌を大切にしよう(持田ヘルスケア株式会社)皮膚の常在菌について(東京医療保健大学)手荒れと手指衛生の科学(花王株式会社 化学品研究所)手荒れと院内感染(丸石製薬株式会社)ひび・あかぎれの原因・仕組みを解説(ロート製薬株式会社)
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「スマホの画面は便座の〇〇倍汚染されている!」に迫る
現代生活にもはや欠かすことのできないスマホ。少しの空き時間でも、ついつい操作してしまうかたも多いのでは。2018年の某コンサル系調査会社の発表によると、1人あたりの利用時間はついに3時間を超えたとのこと。また、全年代の統計で60%超がスマホを保有(※世代間格差は依然として大きいですが)、世帯保有率データで、75.1%とPC保有率を超えました(平成30年 総務省「通信利用動向調査」より)。今回のコラムでは、そんなスマホについて採り上げてみます。 さて、そんな急速度で普及したスマホ。感染症リスクの観点からみると、どうなのでしょうか。 ・いつでもどこでもつい触ってしまう・タッチパネルに皮脂、汗が付着し易い・もちろん洗うことなんてない・使用状況によっては一定の熱を発することも 状況を想像すると少し不安になってきます。やはり、スマホは感染症の原因になるのでは…海外で発表された調査報告では「スマホの画面は便座の〇〇倍汚染されている!」などという衝撃的な試験結果も見付けました。 そもそも便座は、病原体の量が多いのか? 「便座の〇〇倍」というと、インパクト大。ものすごく汚染されている気がしてきます…。しかし、このように「便座の〇〇倍」と警鐘を鳴らす記事は多いですが、そもそも「スマホの画面にいる菌」と「便座にいる菌」は同じ菌なのでしょうか。単純に比較して「〇〇倍多い」というのは合っているのでしょうか。じつは、どこの記事にも肝心なその点が明確にされていません。比較しているのはいったい何なのでしょう。 ■スマホの画面にいる菌の正体は 「スマホの画面にいる菌」は、いったいどのようなものなのでしょうか。その正体は、 スマホの持ち主の皮膚の「常在菌」 なのです。病原性の有無に関わらず、そのヒトの手や指に付着している菌を反映したものなのです。 常在菌(じょうざいきん)とは主にヒトの身体に存在する微生物(細菌)のうち、病原性を示さずむしろ外部からの侵入菌の増殖を防いでくれるものを善玉常在菌といいます。病原性を示す常在菌は、そのヒトにとってはいわゆる悪玉常在菌です。ここで問題なのは、自分にとっての善玉常在菌が他人にとって悪玉常在菌になることがあることです。年齢や免疫力などによって左右されるのです。私たち人間は、身体中に常在菌と呼ばれる菌と共生しています。そのため、ヒトが触れたものには全て常在菌が付着します。なかでもスマホは、一日のうち数時間触れている可能性もあるので、当然多くの常在菌が付着することになるのです。 ■便座にいる菌の正体は 一方、『便座にいる菌』とはどういうものなのでしょう。トイレは当然ながら排泄するための施設。そして、自宅以外のトイレは不特定多数が使用する可能性の高い場所です。便座にどんな他人由来の病原体(常在菌を含む)が付着しているかは分かりません。病院内で医療従事者と患者さんのトイレが区別されていたり、飲食店などで従業員と一般客のトイレが区別されていたりしているのは、このためです。 感染症の代表格といえば、排泄物を介して起こり得る感染性胃腸炎、食中毒など。なかでも、ノロウイルス、腸管出血性大腸菌O157はとても少ない量で感染が成立するため、特に留意が必要です。罹患者の下痢や嘔吐による排泄物内の原因物質が、何らか手段で、口から消化管に侵入することでヒトに感染していきます。例えば、このような手段です。 ・便座からそれらの菌が指に付着する・その指でスマホを操作する・菌が付着したスマホを口の近くで使用する・その手で口をぬぐう、飲食する、傷口に触れる、など この時期、乾燥肌で痒くなった皮膚を汚染された爪で引っ掻くと、病原体が傷から直接侵入することに。 「接触感染」に御用心! 病原体に体が接触することに起因して病気がうつることを「接触感染」と言います。接触感染には、 ・感染源に直接触れることで感染する場合・物を介して間接的に触れることで感染する場合 といった主に2種類のパターンがあります。病原体が身体に付着しただけで直ちに罹患することはありませんが、病原体が付着した手で口、鼻や眼を触ったり、病原体が、傷口から体内に入ることで感染します。接触感染する病原体の代表的なものは以下のものです。 ●細菌:黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、百日咳菌、腸管出血性大腸菌●ウイルス:インフルエンザウイルス、RS ウイルス、エンテロウイルス、アデノウイルス、ロタウイルス、ノロウイルス、風しんウイルス、ムンプスウイルス(おたふく)、麻しんウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス 接触感染といえば、おう吐物や糞便を感染源とする胃腸炎や、感染者の病的な粘膜や体液と直接接触による皮膚病や性病などがイメージされがち。しかし、咳やくしゃみと共に飛散した病原体や、鼻水をかんだ手に付着した病原体が物を介して拡大していく可能性があります。接触感染を防ぐためには、 ・咳やくしゃみが出るヒトはマスクを着用する(咳エチケット)・手洗いや手指消毒を徹底する・トイレ内でスマホの操作、通話をしない このような単純で簡単な3つの原則が感染拡大を未然に防いでくれます。そして、さらに高いレベルの予防には、やはり「delfino施設まるごと抗菌」が最適です! 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します(お問い合わせは以下のリンクからどうぞ)。 delfino施設まるごと抗菌 2019年をより良い一年にするための第一歩はやはり健康ですよね!予防を徹底し、元気な毎日を過ごしていきましょう。 (監修:防衛医科大学校 防衛医学研究センター 広域感染症学・制御研究部門 加來浩器先生) 参照URL 平成30年版 情報通信機器の保有状況(総務省)保育所における感染症対策ガイドライン(厚生労働省)一般財団法人東京顕微鏡院一般社団法人日本レストルーム工業会株式会社デルフィーノケア 『オフィスまるごと抗菌』
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インフルエンザ2018 ~流行状況と対策~
あたたかい気温が続いた2018年冬の始まりでしたが、12月に入ってぐんっと本格的な寒さが到来。こんなときこそ、体調管理に気を付けたいものです。さて、感染症の中で特に注意したいのはやはり「インフルエンザ」。インフルエンザが恐ろしいのは、 ・非常に高い感染力・ときに重い症状(異常行動などを含む)・深刻な合併症を引き起こすリスク といった特徴があるから。そこで、今回は、2018年のインフルエンザの傾向や流行状況、予防接種などについてお伝えしていきます。 インフルエンザの流行状況は? 国立感染研究所の『感染症発生動向調査 』による2018年第48週(11月26日~12月2日)、第49週(12月3日~12月9日)、第50週(12月10日~12月16日)を比較してみると、一医療機関当たりのインフルエンザ患者数は、0.93人(第48週)→1.70人(第49週)→3.35(第50週)と急増しており、日本は全国的にインフルエンザ流行期に突入したと言えるでしょう。以下の表は、インフルエンザの流行度合の示しています。その基準は、医療機関1件当たりの1週間の患者数が、 ・ 1人以上 … 流行開始・10人以上…「注意報」レベル・30人以上…「警報」レベル となっています。皆さんの地域ではいかがでしょうか。 しかし、その程度は都道府県ごとで異なりますので、今後もその推移を見守っていく必要があります。各地域の最新の流行状況はこちらをご参照ください。 国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ 今年のインフルエンザの特徴 インフルエンザの原因となるウイルスは、A型、B型、C型といった3種類に大きく分類されますが、ヒトで問題となるのはA型とB型です。さらに細かく分類すると、膜表面の抗原性の組合せによって、 A型:144通り(HA16種類×NA9種類)B型:1通り(HA1種類×NA1種類) といった亜型が存在し得ます。現在は、A型ではH1亜型とH3亜型の2種類が流行しています。2018年10月29日~12月2日時点では、下記の亜型が多く検出されています。 1位:AH1pdm09(2009年に流行したA型)2位:AH3亜型(香港型と呼ばれるA型)3位:B型 これらに対するワクチンの中身は、毎年、南半球での流行状況や過去のデータを元に当年流行する亜型を予測して決定されます。今シーズンの予測は的中していたのでしょうか。 今シーズンの予防接種の効果は期待できるか 今年のインフルエンザワクチンの中身は、下記の4種類。 (1)A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09(2)A/Singapore(シンガポール)/INFIMH-16-0019/2016(IVR-186)(H3N2)(3)B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)(4)B/Maryland(メリーランド)/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統) これらのワクチンは、48週目までに多く検出された型に、対応できていたのでしょうか。1位~3位のウイルスに対する効果を調べてみると、以下の結果に。 1位の「AH1pdm09」に対するワクチン…(1) 2位の「AH3亜型」に対するワクチン…(2) 3位の「B型」に対するワクチン…(3)(4) きちんと対応できていたことが分かります、ただし、予防接種をしていても万全ではありません。A型は次々と変異を繰り返す性質があるため、抗体をつけたとしても、その変異に追いつけず発病してしまう可能性があります。とはいえ、予防接種に意味がないわけではありません。日本臨床内科医会が毎年行っている調査では、予防接種を受けた人の方が発病しにくいという結果が出ています。また、厚生労働省 の発表では、 *65歳以上の高齢者がワクチンを接種した場合、発病を約34~55%予防し、死亡を82%予防*6歳未満の幼児がワクチンを接種した場合、発病を約60%予防 という研究結果が出たとされています。特にB型は突然変異をせず、抗体がよく働き、発病しても重症化を防ぐことができるので、予防接種の効果は高いといえます。また、予防接種を受ける時期は、11月~12月上旬までが推奨されている理由は、 日本のインフルエンザが12月~3月に流行し、予防接種後、効果が出るまでに「約2~3週間」、効果の持続が「約5ヵ月間」と考えられているため です。流行時期から逆算しても、今からでも遅くはありません。1月上旬までに予防接種をすれば、流行最大時に間に合う計算になります。また、一度インフルエンザにかかっても、別の型に再感染する可能性も。今からでも予防接種を受けておくことをオススメします。 予防接種以外の予防法は 予防接種以外にも、下記のことに気を付けましょう。 ・人込みを避ける・外出時にマスクを着用する・加湿器などを使用して、湿度を50~60%に保つ・十分な睡眠とバランスのよい食事を心がける・うがい、手洗いをよく行う インフルエンザの感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」と言われていますが、一部では「飛沫核感染(空気感染)」も起こっているようです。飛沫感染は、主に、患者の咳やくしゃみと一緒に放出されたウイルスを、のどや鼻から吸い込むことで感染します。そのため、流行時は人込みを避け、マスクを着用することが大切です。また、乾燥すると鼻や喉の防御機能が低下するため加湿器などで湿度を50~60%に保つことも大切。マスクは口元の湿度を保つ上でも効果的といえそうです。接触感染は、患者から飛び散ったウイルスが、物などを介して口から取り込まれることで、うがいや手洗いは基本中の基本。そして、どんな感染症でも基本となるのは、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、日頃から免疫力を高めておくこと。免疫力を高める栄養源としては、 ・免疫の働きを助ける善玉菌を多く含む食品・善玉菌の餌となる食物繊維・免疫細胞の素となるたんぱく質 といったものがオススメです。 インフルエンザにかかってしまったら インフルエンザにかかると、急速に38℃以上の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛といった症状が現れます。この時期は、発熱したらまずインフルエンザを疑い、発熱後12時間以上、48時間以内に医療機関で受診 するようにしましょう(※発熱後12時間以上経過しなければ、インフルエンザの検査で的確な結果が得られません。また、発熱後48時間以内に薬を服用した方が、より効果が期待できるとされています)。インフルエンザは、健康な若い人であれば自然治癒するものですが、早期回復、重症化予防、感染拡大の防止のためには、抗インフルエンザ薬の服用が望ましいとされています。しかし、代表的な薬である「タミフル」による異常行動のニュースをご存じのかたは、不安を覚える方もいるかもしれません。実際に、最近までタミフルは、10代への使用が制限されていました。しかし、2018年5月には、その使用制限が解除されています。その理由は、 薬の服用の有無や、薬の種類に関わらず、インフルエンザ感染時は、異常行動を起こす可能性がある ためだとされています。いずれにせよ、インフルエンザ患者の看病時は容体を注意深く観察する必要があるということです。既に、インフルエンザの流行は各地で開始しています。しっかりと予防対策を行っていきましょう。 (監修:防衛医科大学校 防衛医学研究センター 広域感染症学・制御研究部門 加來浩器先生) 参照URL NIID 国立感染症研究所 インフルエンザワクチン株IDSC 国立感染症研究所 感染症情報センター厚生労働省 インフルエンザQ&Aインフルエンザ過去10年間との比較グラフインフルエンザ流行レベルマップインフルエンザ罹患に伴う異常行動研究
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「牡蠣の冤罪を晴らしたい」その思いで「delfinoまるごと抗菌」を導入
導入事例:大田市場 株式会社山小三様 「感染ゼロ」をめざし、抗菌・抗ウイルス製品「delfino(デルフィーノ)」を展開する株式会社デルフィーノケア(東京都目黒区)は、東京大田市場の水産卸売施設にサービス提供を開始。牡蠣を中心とした水産食品卸を展開する株式会社山小三(東京都大田区)様に「delfino施設まるごと抗菌」が採用されました。 株式会社山小三(やまこさ)様について 同社の創業は、江戸の終わり、安政三年(1856年)頃まで遡ります。初代山田小三郎氏が天秤棒を肩に担ぎ、武家屋敷に「あさり~しじみ~」と売り歩いて千両を貯め、それを元手に日本橋魚河岸に出店したとか。以来、「牡蠣」を中心とした水産食品の仲卸として、現在は東京都中央卸売市場大田市場で展開されています。 「私たちは、国内の生産地には必ず足を運び、生産者と顔を合わせ、生産過程や牡蠣に対する想いなどを確認、納得したものだけを仕入れています。これにより、ただ牡蠣を販売するだけなく、・なぜ美味しいのか?・なぜ安全なのか?・どんな人が、どんな場所で、どんな想いで作っているのか?をきちんと説明が出来るようになるのです。私たちは、常にお客様に自信を持って勧められる『安全』で『新鮮』な美味しい牡蠣だけを選び、販売しています」(同社Webサイトより) 牡蠣への思いと、採用の経緯 「牡蠣は古来より、美味しく低カロリー、それでいてミネラルや栄養が豊富、さらにはアンチエイジングな食材として注目されています。調理方法も多彩で、生はもちろん、煮て良し、焼いて良し、フライや鍋物など、料理人の創作意欲をかきたてる食材でもあります。かの英雄ジュリアス・シーザー、ナポレオン1世、クレオパトラなど、武田信玄など…牡蠣を愛した偉人、英雄、有名人は枚挙に暇がありません。」 「ところが、『アタルのではないか?』『取り扱うのがこわい』『リスクが高い』など…これほど素晴らしい食材にも関わらず、一部の心無い生産者や、ずさんに扱う流通関係者によって、イメージが悪く敬遠されやすい食材となってしまっているのもまた事実。しかも、牡蠣を食べた翌日の腹痛などで医者にかかると、交わされるやり取りはこうです」 医者 「昨日、食べたもので何か心当たりはありますか?」患者 「そういえば、昨日は生牡蠣を食べましたね…」医者 「あぁ、たぶんそれですね」 「よく調べもせずに、医者ですらそういう判断をしがちです。コレは私に言わせれば、 牡蠣にかけられた冤罪 だと思っています。他への疑いを全く考慮せず、牡蠣が登場した途端にそうと決められてしまう。牡蠣がかわいそうだし、こんな理不尽なことはありません。もちろん牡蠣の中でも、生食用の牡蠣は他の二枚貝と異なり、内蔵を除去せずにそのまま生で食べるため、食中毒のリスクが高いと言われています。しかしながら、正しく環境管理され、温度管理をキチンとして輸送されたものに大きな危険はないと考えます。私たちは、その『牡蠣にかけられた冤罪』を少しでも晴らすために戦っていきます」(株式会社山小三 佐渡社長) 同社の佐渡社長は熱っぽく語ってくださいました。そんな同社は、牡蠣の取り扱いには細心の注意を払っておられます。生産地からの各牡蠣の検査はもちろん、日々のスタッフの皆さんの手洗いや消毒、清掃の徹底に加えて、検体提出も義務付けておられるなど、衛生管理の徹底のための手間と費用を惜しみません。「delfino施設まるごと抗菌」の話を聴かれたときも、すぐに採用を決められたといいます。 「生鮮食品を扱う者として、ここまでやっていれば大丈夫、という上限はありません。宿主細胞に一切の影響を与えることなく、菌やウイルスを不活性化させられるという、デルフィーノのポテンシャルには感銘を受け、即採用を決めました」(株式会社山小三 佐渡社長) 施工について 同社は、大田市場内に牡蠣保管庫、大型水槽、倉庫、スタッフルーム、オフィススペースなど保有されています。各エリアの有機物を採取し、衛生状態を測定することから施工を開始。各箇所で測定された数値は、食品を取扱わないエリアにおいても低い水準を保っており、同社の徹底した衛生意識の高さをうかがい知ることができました。その後、ヒトの出入りする場所を中心に「まるごと抗菌」サービスによる徹底抗菌処理を行ない、出荷を控えた牡蠣が活きている場所についてはヒトの触れる可能性のある場所を部分抗菌処理するなどしました。 施工後のコメント 「『delfino施設まるごと抗菌』ありがとうございました。なんだか空気がさらによくなったような気がしています(笑)今回のデルフィーノ施工によって、牡蠣を仕入れてくださっているお取引先様やお客様に一層安心していただけると思いますし、牡蠣のステータス向上にもお役に立てたら非常に嬉しいです。また、愛情をもって正しく牡蠣を流通させてくれているのは当社の社員たちです。デルフィーノ施工は、その大切な社員たちのインフルエンザ対策にもなるため、安心して仕事に励んでもらえる環境作りが一歩進んだことも嬉しく思います。『牡蠣の冤罪を晴らしたい』と意気込んでいる私たちと、『働くママをまもる』という社会貢献を謳っているデルフィーノケアさんは、なんだか相性が良いような気がしますね(笑)これからも菌やウイルスに対して高い意識をもって商売をしていきたいと考えていますので、ご協力をお願いしたいと思っています」(株式会社山小三 佐渡社長) 施工概要 企業・団体 株式会社山小三所在地 東京都中央卸売市場 大田市場事業内容 水産物の仲卸実施目的 牡蠣取扱環境の環境衛生向上、感染症対策実施内容 delfino施設まるごと抗菌、スポット抗菌 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ
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忘れられかけた病気「結核」と「赤痢」にご用心。
「結核」、「赤痢」とは 「結核」や「赤痢」の病名を聴いたとき、皆さんはどんなことを想像するでしょうか。 不治の病を患った主人公の代表的な病名 美人が患いそうな病気 昔は死者が出たらしいけど、現代では大丈夫 そんなイメージを抱くかたも多いかもしれません。実際、結核と赤痢は、明治以降に国内に蔓延し、多くの死者を出した感染症です。それが戦後になって、環境衛生の大きな改善などによって患者数が激減しました。このことから現代では昔の病気と思われがち。しかし、現代でもこれらの感染症には注意が必要なのです。日本は人口10万人当たりの患者数が16.1人(2015年データ)と高く、「中蔓延国」に分類されています。先進国の多くは人口10万人当たりの患者数が10人以下の「低蔓延国」に分類されるなか、日本は比較的患者数が多いのです。 2018年の感染報告 2018年にも、集団感染が報告されています。 ■結核の感染事例2018年10月24日東京大田区の総合病院で結核の集団感染が発生。計24人が感染し10人が発病。60代の患者2人が死亡。感染原は、肺結核で入院し死亡した男性。2018年11月12日日本医科大学附属病院の患者11人が感染。発病者は現在なし。感染源は肺結核を発病した医師。 ■赤痢の感染事例2018年10月15日山梨県身延町の15施設で食事をした男女98人が発病。現在、全員回復。感染源は、業者が施設に納入した惣菜。2018年10月23日東京都目黒区の認可保育所の園児ら21人が感染。20人が発病し園児2人が入院。症状は軽症。感染源は不明。 このように、結核と赤痢は決して昔の病気ではありません。現在でも感染する可能性があることを念頭に、それぞれの病気について理解を深めていきましょう。 結核について整理する 結核の患者数と死亡者数は、『感染症発生動向調査』や『人口動態統計』を参照すると、以下の記録がありました。 患者数 :24,669人死亡者数:1,892人(平成28年度の数値) 現在でも、年間2000人近くの死者を出している感染症なのです。 現在でも「結核」に感染する理由 その理由は、主に以下の3つのケースが挙げられます。 ケース① 海外で感染した人が、国内で発症する 結核は、現在も世界の10大死因のひとつです。WHOの発表によると、平成28年度の結核患者数は世界で1,040万人。死亡者数は170万人に達したとあります。死亡者数の95%以上は発展途上国に偏っており、インド、インドネシア、中国、フィリピン、パキスタン、ナイジェリア、南アフリカ共和国の7ヵ国で64%を占めています。これらの国に渡航し感染した人が国内で発病し、感染拡大する恐れ可能性があります。 ケース② 第二次世界大戦前後に感染した人が、加齢とともに発病する 結核を発病する患者の70%が60歳以上。この層の多くは、第二次世界大戦前後に感染。感染した人の10~15%は1~2年のうちに発症、85~90%は、免疫により菌が休眠状態となり、一生発病しない人もいます。しかし、休眠状態になっても10~15%の人は、免疫力の低下とともに発病すると言われます。 ケース③ 予防接種(BCG)の効果は10~15年。以降は抗体を持たない状態になる 現在、乳児(生後1歳未満)にはBCGの接種が推奨されています。これにより、感染しても52~74%の確率で発症を防ぐことができます。しかし、その効果が続くのは10~15年!成人後にBCGを再接種しても効果は認められず、抗体がない状態となり感染リスクが高まります。 ■結核の症状主症状:長引く咳、痰、微熱その他:体重減少、食欲減退、寝汗重症時:倦怠感、息切れ、血の混じった痰、喀血(血を吐くこと)、呼吸困難 ■結核の感染経路と予防法感染経路:患者の咳やくしゃみを吸い込む「飛沫核感染」予防法 :適度な運動、十分な睡眠、バランスの良い食事、早期発見 結核の重症化を防ぐためには早期発見が重要。2週間以上の咳や痰が続く場合は医療機関で受診し、ご自身の重症化、周囲の感染拡大を防ぎましょう。 赤痢について整理する 次に、赤痢について整理していきます。赤痢には、以下の2種類があります。 細菌が病原となる「細菌性赤痢」 原虫が病原となる「アメーバ性赤痢」 細菌も原虫も目に見えない微生物ですが、細胞形態、大きさや遺伝子数などに違いがあり、主に2種類の赤痢が存在します。赤痢の患者数は、『感染症発生動向調査』によると、以下の記録がありました。 細菌性赤痢 : 121人アメーバ性赤痢 :1,151人(平成28年度の「赤痢」患者数) 同年度における死亡者数データは確認できませんでしたが、国立感染研究所の報告によると、1999年4月~2006年12月でアメーバ性赤痢に感染した4,129人のうち、27人が死亡とありました。 現在でも赤痢に感染する理由 赤痢に感染する主な理由は、以下の2つ。 理由① 発展途上国で蔓延、渡航者が感染し国内で発病する赤痢の患者数が多い国 は、スーダン、インド、アルゼンチン、メキシコ、イラン、サウジアラビア、中国、バングラデシュ。年間、数十万人の患者数と推定されています。これらの国に渡航し感染した人が国内で発病し、感染が広がるケースがあります。 理由② アメーバ性赤痢の患者数が増えている米国では、男性同性愛者間での「アメーバ性赤痢」の存在が認められていました。一方、日本では、赤痢というと「細菌性赤痢」を指すのが一般的でしたが、日本国内でもアメーバ性赤痢が1980年頃から少しずつ増加。2003年以降は「細菌性赤痢」の報告患者数を超え、現在では約10倍の患者数となっています。感染報告数が多いのは、下記のような事例。 ・男性同性愛者の感染事例・発展途上国からの帰国者の感染事例・知的障害者施設での感染事例 男女比は、「男性:女性=8:1」と、男性が圧倒的に多いのが特徴です。 ■赤痢の症状 細菌性赤痢の症状主症状:全身の倦怠感、悪寒を伴う急激な発熱、水様性の下痢、腹痛、しぶり腹(便意があるのに出ない)、膿粘血便(※近年、重症例はあまり報告されていません) アメーバ性赤痢の症状主症状:下痢、粘血便(イチゴゼリー状)、しぶり腹(便意があるのに出ない)、排便時の下腹部痛や不快感重症時:38~40℃の熱、右のわき腹の痛み、肝臓のはれ、吐き気、嘔吐、体重減少、寝汗、全身の倦怠感 ■赤痢の感染経路と予防法 細菌性赤痢の場合感染経路:保菌者の糞便や、それらに汚染された手指、食品、水、ハエ、器物などを介した「経口感染」予防法 :手洗い、うがい、患者の多い国で、生もの、生水、氷などを飲食しない アメーバ性赤痢の場合感染経路:感染した人の排泄物や性行為を介しての「経口感染」予防法 :手洗い、うがい、患者数の多い国で生もの、生水、氷などを飲食しない、性交渉時での注意 結核も赤痢も、死に至る可能性のある恐ろしい感染症ですが、日頃から高い免疫力を保持していれば感染しても発病しにくいため、規則正しい生活が大切です。身体の不調を感じたときは、単なる風邪と決めつけず早めの受診を心がけましょう。 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。専用噴霧器によって、デルフィーノをμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから。 お問い合わせ
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施設まるごと抗菌導入事例:くにたち旭通り歯科様
導入事例:くにたち旭通り歯科様 「感染ゼロ」をめざし、抗菌・抗ウイルス製品「delfino(デルフィーノ)」を展開する株式会社デルフィーノケア(東京都目黒区)は、2021年5月、医療法人社団オーラルコミュニケーション くにたち旭通り歯科(東京都国立市)に、「delfino施設まるごと抗菌」サービスを導入いただきました。 くにたち旭通り歯科様の特長同院は、患者さんの歯を健康に保つための最適解として「治療(cure)から予防(care)への移行」を提唱しておられます。それを実現するべく、清水院長先生をはじめとする先生方は、医療先進国であるアメリカやスウェーデンなどに頻繁に赴きセミナー・研修を受講されるなど、日頃から知識レベルの向上や技術の研鑽に励んでおられます。 採用のきっかけ同院の大きな特長のひとつに、徹底した衛生管理があります。先端技術を用いた洗浄機や滅菌機の採用、滅菌できない器材は一切再利用しないなど、環境整備を徹底されています。今回、当社の「施設まるごと抗菌」によって、スタッフ様や患者さんをまもる独自の技術や発想に共感いただき、より高い環境衛生の実現のため採用いただきました。 清水先生からのコメント「まるごと抗菌ありがとうございます。施工後、なんだか空気が澄んだように感じています(笑)。当院は、患者さんもスタッフも安心して治療に専念できる環境を大事にしていますので、クリニック全体が抗菌されたことで一層安心していただけることを大変嬉しく思っています。キッズスペースやおトイレなど比較的菌の繁殖しやすい環境においても、使用前・使用後で各段に清潔になったことをデータで示していただけたことで、効果を実感できています」 施工概要団体名 :くにたち旭通り歯科様実施目的 :感染症対策実施内容 :delfino施設まるごと抗菌 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ
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より高い次元での安心な環境の提供を(オーラルケアクリニック青山様)
導入事例:オーラルケアクリニック青山様 「感染ゼロ」をめざし、抗菌・抗ウイルス製品「delfino(デルフィーノ)」を展開する株式会社デルフィーノケア(東京都目黒区)は、2018年4月、ーラルケアクリニック青山様(東京都港区)に「delfino施設まるごと抗菌」を導入いただきました。 患者さまの『健康な口腔内』と『輝く笑顔』の実現へオーラルケアクリニック青山様は、“未来型歯科クリニック”として予防歯科をさらに発展させ、患者さまの『口腔内から全身の健康を実現する』歯科クリニック。“チーム医療”をコンセプトに、各専門分野の歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士が一人の患者さまのお悩みに対してあらゆる角度から診査・診断を行い、包括的な治療を提供することで、患者さまのQOLを高めていくことを実現することをミッションに掲げられています。また、日頃から「患者さまの健康を守るためには、スタッフの健康と安心・安全な環境を守らなければならない」というお考えをお持ちです。 オーラルケアクリニック青山の若林健史先生 「まるごと抗菌」採用の経緯同クリニックのWebサイトでは、「目先の治療だけでなく、根本的な治療と継続的なメインテナンスの積み重ねが、健康の維持を通して患者さまのよりよい人生に繋がる」とのお考えを記されています。そのお考えが、デルフィーノ社の啓蒙している「ソフト(人)の予防だけではなく、ハード(クリニック、居住空間のすべて)にも予防を」という、施設まるごと抗菌によって接触感染を予防するという部分に共感していただき、ご導入いただきました。施工風景 特別診療室でスイッチONを待つ噴霧機 特別診療室の噴霧開始直後の風景 スタッフ様用トイレにdelfinoが充満する様子若林先生からのコメント「『まるごと抗菌』の施工、ありがとうございました。抗菌コーティング後の検査結果の数値も良好だったようで安心しています。当院は、チーム医療を実践するクリニックです。患者さんの治療に関わる全てのメンバーが常に万全の健康状態で、患者さんの健康維持に全力を傾けられる状態であることがとても重要です。当院のあらゆる箇所が持続性のある抗菌コーティングされたことで、スタッフにも患者さんにもより高い次元での安心な環境を提供することができたことを嬉しく思っています。それにしても、スタッフルームの汚れ具合は全くの盲点でした(笑)。今後は患者さんの目に触れない部分についてもいままで以上に意識していきたいと考えています」 施工証明書を笑顔で掲げてくださっている若林先生 歓迎してくださった歯科衛生士の皆さま 実施概要 団体名 :オーラルケアクリニック青山様施設種別:歯科クリニック所在地 :東京都港区南青山3丁目15−6実施目的:感染症対策実施内容:delfino施設まるごと抗菌 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ
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患者さんの一層安心できる環境づくりを
導入事例:田中歯科クリニック小児歯科 様 「感染ゼロ」をめざし、抗菌・抗ウイルス製品「delfino(デルフィーノ)」を展開する株式会社デルフィーノケア(東京都目黒区)は、2018年4月、田中歯科クリニック小児歯科様(東京都中野区)に「デルフィーノ・施設まるごと抗菌」を導入いただきました。 採用の背景 「『delfino』は小児歯科学会の展示会場でUSENさんのブースで展示・紹介しているのを初めてみて興味をもちました。当院は、患者さんとのコミュニケーションを大切にし、『気持ちよく来院いただける医院づくり』を徹底しているので、日頃から設備やユニット等の殺菌は頻繁に行なっていますが、『室内をまるごと抗菌してしまう』という発想は全くなかったので驚きました。後日、担当のかたから科学的根拠や持続性など、特性について説明を受け、採用を決めました」(田中院長先生より) 施工後のお客様の声 「まるごと抗菌コーティング後、なんだか空気がキレイになったような気がしています(笑)菌やウイルスは目に見えないので、数値を測定してデータで示してくれる点はいいですね。当院の測定結果も良いようなので安心しています。それから、定期メンテナンスなどフォローしてくれるのも安心材料です」(田中院長先生より) 実施概要団体名 :田中歯科クリニック小児歯科 様施工時期:2018年2月施工箇所:delfinoクリニックまるごと抗菌実施目的:感染症対策 「delfino施設まるごと抗菌」とは 感染症対策製品「delfino(デルフィーノ)」は、「感染ゼロをめざして」というコンセプトのもと、光触媒(酸化チタン)、抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの触媒を組み合わせることで、それぞれの触媒反応が持つ効果を相乗的に発揮させながら、それぞれの弱点を補うという発想の抗ウイルス・抗菌・防臭剤です。そのデルフィーノを、専用噴霧器によってμ(ミクロン)単位の粒子で噴霧、密閉空間に充満させていくことで、壁面だけでなく、カウンター、チェア、デスク、キャビネットなどのあらゆるものを抗ウイルス・抗菌コーティングして、施設内での感染リスクを軽減します。お問い合わせは以下のリンクから! お問い合わせ
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